2021年に閉館した「京急油壺マリンパーク」、誰でも無料で見られる「VR水族館」としてVR空間にリニューアルオープン（1/2 ページ）

　Psychic VR Labは、2021年9月30日に営業を終了した水族館・京急油壺マリンパーク（神奈川県三浦市）をバーチャル空間上に再現した「VR京急油壺マリンパーク」を、8月25日からインターネット上で無料公開したことを発表しました。

　路上博物館と京浜急行電鉄が2021年10月に実施していたクラウドファンディング「京急油壺マリンパーク3D化計画～みんなで残そう思い出と歴史～」にて、目標金額の約2倍となる658万5900円を集めていたプロジェクトで、Psychic VR Labが参画して実現しました。

　VR京急油壺マリンパークは、建物の“バーチャル移転”という形でリニューアルオープン。当時東洋一の水族館として開園した水族館「魚の国」や、イルカやアシカのショーをしていた「屋内大海洋劇場ファンタジアム」をスキャンしたモデルが展示され、当時の水槽の様子やショーを追体験できます。

　さらに、クラウドファンディング支援者の写真やメッセージを展示した「想い出館」も新たにデザイン。建設当時のアルバム資料や過去のパンフレット、建設前の設立趣意書など、貴重な資料も含めてデジタルアーカイブしている点も特徴的です。

　Webブラウザやアプリで体験でき、対応デバイスはPC、スマートフォン、ヘッドマウントディスプレイ。詳しくは「VR京急油壺マリンパーク」入口（サイト）から確認できます。