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アイスクリームにはどのくらい空気が入ってるのか? 周りを真空にしてみた実験が衝撃的(1/2 ページ)

空気が入っているからアイスクリームは凍ってるのに固くならないといいますが、どのくらい入っているのか?

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 スーパーで売っているアイスクリームを真空チャンバーに入れて、どのくらい空気が含まれているのかを調べる実験の結果が衝撃的なビジュアルとなっています。

アイスクリームを真空にすると空気の圧力が下がるので膨らむ

 実験動画を多く投稿しているAction Lab Shorts(ActionLabShorts)チャンネルによる、箱の中を真空にする「真空チャンバー」を使った実験動画。アイスクリームを真空チャンバーに入れることで、アイスクリームに外側からかかる圧力が減り、アイスクリーム内部からの空気の圧力が大きくなっていきます。アイスクリームが空気を多く含んでいるほど、大きく膨らみます。

 真空チャンバーが動作を開始するとすぐに、容器からアイスクリームがあふれ出しました。真空に近づくにつれて、アイスクリームの中央部分が大きく膨らみ、箱の天井まで届いてしまいました。実験で使われたアイスクリームは、かなりの空気を含んでいたようです。

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 圧力を元の状態に戻すと、アイスクリームの外側から圧力がかかるため縮んでいきます。

 ちなみに日本乳業協会によると、一般的なアイスクリームのオーバーラン(空気の混入割合)は60~100%とのこと。アイスクリームが凍っているのに固くならないのは、空気が含まれているためです。

フルバージョンの実験動画

 Action Lab Shortsでは他にも科学実験のショート動画をたくさん公開しています。水滴が砂粒のように乾いて見える動画など、興味深い実験のダイジェスト動画を楽しめます。

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