大台“30本”突破　元気すぎる引退馬「タニノギムレット」が蹴り折った柵、リサイクルされて公式グッズ化（1/2 ページ）

　Yogiboヴェルサイユリゾートファームが、2000年代に活躍した「タニノギムレット」によって蹴り壊された牧場の柵を、公式グッズとしてリサイクルする企画をスタート。Twitterで試作品が公開され、ファンの間で注目を集めています。

　タニノギムレットはG1を含む8戦5勝の好成績を収めた競走馬。2002年の日本ダービー（東京優駿）で勝利した後、秋に向けた調整中に発生した故障を受けて引退。種牡馬となって活躍し、G1を7勝した「ウオッカ」などを送り出しました。

　その後、タニノギムレットは2020年に種牡馬としての役目も終えて、現在はヴェルサイユリゾートファームで引退馬として生活を送っています。

　しかし、23歳となった今も元気がありあまっているようで、頻繁に牧場の柵を蹴り壊しては牧場関係者を困らせているようです。柵を蹴り壊されないように木を植えるなどの対策も取られてきましたが、直したそばから別の柵が破壊され、これまでに蹴り壊された柵は30本以上……！　周囲から「破壊神」と呼ばれるのも納得です。

　そんな「タニノギムレットが破壊した柵」をグッズに仕立て直そうという企画が、2022年5月に始動。ヴェルサイユリゾートファームと地元の木材加工業者と協力して、さまざまなアイデアを元にグッズ化に向けて開発が進められ、「スマホスタンド」「ストラップ」「持ち運びできるスマホスタンド」の3種が作られました。

　さらにレジンを使ったキーホルダーやペンダントといったグッズも試作が進められているようで、試作品の報告には「今すぐにでも買いたい」「ほしい！」といった声が寄せられていました。ファンからも好評のリサイクルグッズは現時点でまだ詳細なラインアップや販売スケジュールは発表されていませんが、興味がある人は公式Twitterをこまめにチェックしておいた方が良さそうですね。

　なおタニノギムレットが破壊した柵は現在31本目を記録しており、関係者いわく「今年1番の弾け方」とのことです。

（春山優花里）