タガメの住む人工池を壊滅させた意外な生き物とは……? 突然の大惨事と結末に「まさかのセミ」「なんか涙が出てきた」の声(1/2 ページ)
タガメたちの池の水が突然消える想定外の事態。※虫が苦手な人は閲覧注意です。
発泡スチロールで作った池が、1匹のある生き物によって壊滅させられた動画がYouTubeで11万回再生を突破。予想外な“犯人”の正体とその生命力の強さに驚きの声が上がっています。
投稿したのは、生き物や自然が大好きな2人組YouTuberの「いきもの自然探訪」さん。庭で絶滅危惧種のタガメを飼い、代々繁殖させてきた2人ですが、いつもと違う場所に池を設置した結果、想定外のことが起こりました。
発泡スチロールの容器に、水と水草のマツモを入れ、さらにタガメが卵を産むための木を四隅に立てかけて作った「タガメ繁殖用人工池」。これを庭に置いていたところ、ある日、池の水が全部なくなっていたのです……!
なんと、池を壊滅させたのは、まさかの1匹のセミでした。
池の水がなくなった原因は、底に空いた小さな穴。容器をどかしてみると、その下の土にはセミの幼虫が出てきた穴がありました。羽化しようとしていたセミが土中から出るべく、ちょうど真上にあった発泡スチロールに穴を空けたようです。
突然池が消えてビックリしたと思われるタガメたちですが、きっとセミの方も慌てたに違いありません。そんなセミの幼虫は、なんとか頑張って羽化に成功したようで、すぐ近くの木にとまる姿が目撃されています。すごい生命力!
ちなみに、タガメたちは残っていた土の中に潜って仮眠状態になっていたそうで、みんな無事だったとのこと。その日がたまたま涼しかったことも幸いしたようです。よかった……。
大惨事にヒヤリとした2人ですが、「セミくんは悪くないよ」と、“池の置き場所がよくなかった”とセミくんをフォロー。また、同様に庭で生き物を飼育している人々に注意するよう呼びかけています。
コメント欄では「ほんとに予想外の出来事」「確かに、思いもしないですね」と驚く声から、「セミの凄さに泣けてきた」「ちゃんと羽化できたようでよかった!」とほっこりする声が寄せられ、両者の生命力の高さに拍手が送られています。
YouTubeチャンネル「いきもの自然探訪」では、四季折々の里地里山の風景や、家の餌台にやって来るかわいい鳥たちの姿などを動画にして公開。さまざまな生き物たちが登場し、自然のいろいろな面を見て知ることができます。
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