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部屋で怪奇現象→ネットの知識で対抗してみた結果…… 尻をたたいて「びっくりするほどユートピア」と叫ぶ謎儀式の効き目は?(1/2 ページ)

まさか、いにしえの2ちゃんねるコピペが奏功……?

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 深夜になると家電が勝手に動作する怪奇現象に悩んだ末、ネットで教えてもらった方法で対抗する漫画がシュールなことになっています。集まった情報が、「集合知」と言うにはうさんくさすぎる。

夜中に自動開閉式のゴミ箱が勝手に作動――単なる不具合ならまだよいのだけれど

 ブログ「一人暮らしカマタミワの半径3メートルのカオス」などで活動しているイラストレーター、カマタミワさんの体験談。ある時期から、自動開閉式のゴミ箱のセンサーが誰もいないのに反応し、勝手にふたが開いたり閉まったりを繰り返すようになったといいます。

 しかも、現象が起こるのは決まって深夜だけ。困り果てて事の次第を漫画化してブログに載せたところ、読者からは「幽霊かもしれない」「虫のせいかもしれないけどそれはそれで怖い」などと恐怖の声が上がりました。

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 ブログのコメントには、「ゴミ箱自体の不具合かも」「ファブリーズが効くかもしれない」といった提案もたくさん。カマタミワさんは、寄せられた対処法を全て試してみることにしました。

 しかし、「センサーを掃除する」「1回電源を切る」といった、機械的な不具合への対処法はともかく、「霊的なものが原因だった場合」の方法は怪しいものばかり。それでもカマタミワさんは、そこにいるかもしれない“何か”に向かい、「あなたが見えないので何もできないよ……ごめんね~」と説得したり、「うるせえ!!」「家賃払え!!」と怒鳴りつけたり、律儀に実行します。

 極めつきは、2000年代に2ちゃんねるではやった除霊法(?)「びっくりするほどユートピア」(※)。自分の尻を両手でバンバンたたきながら白目をむき、「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア!」とハイトーンで連呼しながらベットを昇り降りする謎の儀式で、カマタミワさんはこれも踏み台を利用して真剣に行っています。

※発端はオカルト超常現象板に書き込まれた、上述の行為を10分ほど続けると「妙な脱力感に襲われ、解脱気分に浸れる」というレス。のちに「妙な脱力感に襲われ、霊が逃げていく」と改変され、「びっくりするほどユートピア」は恐怖心を和らげる呪文として広まった(参考:ピクシブ百科事典

最後に「おっぱい」と言ったのは、「霊は“性”にまつわる言葉が苦手」とする説に従ったもの

 その後どうなったのか、編集部が取材したところ、「怪奇現象は、あれから1回だけ起きました……」とのこと。いろいろ試したうちのどれかが一応効いてはいるものの、完全には解消されてはいないようです。マジレスすると、とりあえずゴミ箱を修理に出したほうがいいかも。

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 なお、漫画にはまだ少し続きがあり、除霊でクセになってしまったようで、カマタミワさんは何かやろうとするときに「びっくりするほどユートピア」で気合いを入れる後遺症が残ったと明かしています。それもまあまあ怪奇だよ。

カマタミワさんがブログやツイッターで公開している絵日記漫画は、KADOKAWAより何度も書籍化。1月には最新刊『気付いたら独身のプロでした』が出ています

作品提供:カマタミワ(@kamatamiwa)さん

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