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誕生日プレゼントに「刑事コロンボ」のワインを探していたら…… 伊勢丹店員さんの思わぬ“神対応”に「一流の接客」「プロですね」と称賛の声(1/2 ページ)

その一言がうれしい。

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 百貨店にワインを探しに行ったら、期待以上の対応を受けて……。伊勢丹新宿店のある店員さんの“神対応”を描いた漫画がTwitterに投稿され、「一流の接客」「プロですね」と話題になっています。多くの人が感動した店員さんの接客とは?


ドラマに出てくるワインが欲しいと相談したら、店員さんは……?

 作者は、デザイナー兼漫画家の「オチョのうつつ」(@ochonoutsutsu)さんです。オチョのうつつさんは、「伊勢丹新宿店の酒売り場に絶大なる信頼を寄せている件」という言葉とともに今回の漫画を投稿しました。


「刑事コロンボ」に出てくるワインを求めて伊勢丹へ行ったら、

 今から12年ほど前のこと。オチョのうつつさんは、現在の夫と付き合って初めての誕生日に、プレゼントに何をあげるかで悩んでいました。そして思いついたのが、2人が好きなドラマ「刑事コロンボ」に出てくるワインです。

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 「刑事コロンボ」は1968年に放送開始したアメリカのドラマシリーズ。中でも「別れのワイン」は人気が高いエピソードです。オチョのうつつさんは、値段や年代的に全く同じものは無理だとしても、この「別れのワイン」にちなんだワインをプレゼントして、夫に喜んでもらおうと考えたのです。

 オチョのうつつさんはさっそく伊勢丹新宿店のお酒売り場を訪れます。若い女性の店員さんに事情を説明した上で、「刑事コロンボに出てくるワイン『っぽい』ものがあれば……」と相談しました。すると、店員さん「刑事コロンボ」のことを知らず、「……すみません。なんという作品ですか?」と聞き返されてしまいました。


探していたワインとは別のものを用意してくれた店員さん。それだけでなく、

 律儀に作品名をメモする店員さんの前で、なんだか少し恥ずかしくなってしまったオチョのうつつさん。一方で、店員さんはワインについて調べて折り返し連絡をしてくれると笑顔で答えてくれました。

 そして数日後。店員さんはワインについて調べたことを教えてくれました。「別れのワイン」に出てくる「フェリエ・ビンテージ・ボトル」は入手が不可能で、万が一同じ年代のものが手に入ったとしても何百万円にもなるとのこと。申し訳なさそうに伝える店員さんに、オチョのうつつさんは「そうですよね お手数おかけしてすみません」と恐縮です。

 話を聞いて納得したオチョのうつつさんですが、店員さんは続けて意外な提案をしてくれました。「(ドラマの)最後に出てくるこちらのワインでしたらご用意できました」と、「エスト! エスト!! エスト!!! ディ・モンテフィアスコーネ」というワインを見せてくれたのです。

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 探していたワインは入手できないという事実を伝えるだけでなく、代替案として、ドラマにちなんだ別のワインを用意してくれた店員さんの気づかい。「刑事コロンボに出てくるワイン『っぽい』もの」を探していたオチョのうつつさんにとって、最適なチョイスです。オチョのうつつさんは、当時1200円ほどだったこのワインを購入することに決めました。


わざわざ「刑事コロンボ」を見て調べてくれたことに感動しました!

 お礼を述べて立ち去ろうとしたオチョのうつつさんですが、店員さんに「あのっ……お客様!」と呼び止められます。すると、店員さんは「コロンボ……すごく面白かったです……。こんなドラマがあるって、私、知らなくて……教えて下さってありがとうございました……」と逆にお礼を言ってくれたのです。好きなものについての感想を聞けるのって、とてもうれしいやつ……! オチョのうつつさんは、1人のお客さんのため、店員さんがわざわざドラマを見て調べてくれたことに驚き、その一流のサービス精神に感動したのでした。

 漫画を読んだ人からは、「流石は一流の店は一流の接客」「店員さんの素晴らしい対応におお! と思ったら最後に爆弾が!」と店員さんの対応に感動する声が。また、「伊勢丹の店員さんも誕生日プレゼントを探すオチョさんもすてきですよ」「コロンボのワインを贈るなんてエモくてシブくてすてき……! 店員さんも素直ですてき~!!」とオチョのうつつさんのアイデアがすてきという声もが寄せられていました。

 オチョのうつつさんは、Twitterアカウント(@ochonoutsutsu)でこの他にもさまざまなエピソード漫画を公開しています。 また、ぶんか社『本当にあった笑える話pinky10月号』より、漫画「サレ妻デザイナーの私を見て笑え!!」の新連載がスタートしています。

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