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千葉工業大の松崎教授らがイグノーベル賞受賞 つまみやノブなどの回転操作における指の使用状況を調べる

日本人の受賞は16年連続。

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 「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」を表彰するイグ・ノーベル賞の「工学賞」を、千葉工業大学創造工学部デザイン科学科松崎元教授らが受賞しました。つまみやグリップ、ノブやダイヤルといった円柱形つまみの回転操作において、指の使用状況を調べた研究が評価されたことによるものです。日本人のイグ・ノーベル賞受賞は16年連続となりました。


(YouTubeに公開されているイグ・ノーベル賞受賞式より。真ん中にいるのが松崎教授)

 松崎教授が行った実験では、45本の直径が異なる円柱を32人の被験者に回してもらい、操作開始時の指の使用本数と接触位置を統計的に明らかに。同大は、「この結果は、つまみの大きさや形状をデザインする際に役に立つと考えられる」としています。


回転操作開始時に使用される指の本数の推移を図にしたもの(J-STAGEのWebサイトに公開された研究論文より)

 松崎教授は今回の受賞について「研究者としては『人々を笑わせ考えさせた研究』ということで複雑な気持ちでしたが、着眼点を評価された『デザイナー』としては大変嬉しく思います。これを機に無意識の行為を研究する若い研究者やデザイナーにもっと注目が集まることを期待しています」とコメントしています。

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イグノーベル賞の授賞式。松崎教授の表彰は37分58秒あたりから

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