2歳の男の子が憧れの消防隊に入隊!? 毎日見学していたら点呼に交ぜてもらえたエピソードにほっこり(1/2 ページ)
子どもの夢まで守る消防署員さん。
消防士に憧れる男の子は、消防署で点呼の様子に興味津々。毎日のように見学していたら、隊員さんの列に交ぜてもらえた――。小さな消防隊員のエピソードが、かわいらしくて和みます。
シオ(@akioshio)さんの2歳の息子さんは、消防士や消防車が大好き。日ごろのお散歩で消防署を訪ねては、隊員が点呼などする様子をじっと眺めています。
そんなある日、いつものように見学していると、隊員のほうからお誘いがあって、憧れの現場で整列できることに。幼いなりに姿勢を正し、キリッと列に加わります。しかも隊員側でなく、隊長側の列に立つ大物感。
そんな愛らしくも勇ましい姿をシオさんがTwitterに投稿すると、「ミニ隊員がんばれ」「きっと将来同じ隊員服を着る日が」など声援が多数。同じように消防士に憧れて見学した人の思い出話もみられますし、その経験から本当に消防士に就いた人もいます。夢のある話だ……。
編集部はシオさんに、当日の詳しい経緯などを聞きました。
―― お子さんが消防に興味を持って見にいくようになった時期と、きっかけを教えてください
シオさん 息子は“はたらくくるま”が大好きで、電車やごみ収集車、郵便車なども早くから認識して指さししていました。そんな子ですから、生後数カ月のときに「興味を持つかな?」と思って消防署の前を通ってみたら、興味津々の様子でじっと見ていました。自分で立って歩けるようになると、近くを通った際は私の手を引いて消防車を見に行くようになりました。
―― 整列にはどのようないきさつで参加することになったのでしょうか
シオさん あの日は、毎日消防署で点呼の様子を見て流れを分かっている息子が、時間になると「しゅうごうする!しゅうごうする!!」と言い出してしまったんです。そこに署員さんが「一緒に並ぶ?」と声をかけてくださり、皆さん一緒に息子のペースに合わせて駆け足で集合し、びしっと整列されました。息子はどなたかに指定されたわけでもないのですが、ちょっと偉い方が立つようなあの位置に止まりました。
以来、息子はキビキビと走って集合する署員の皆さんに魅了されたのか、お散歩中に「しょうぼうしさんみたい」と言いながら、ちょっと走ってはピタっと止まり、ちょっと走ってはピタっと止まり……を繰り返しています。たぶん、整列しているところをまねしているのでしょう。
―― 毎日のように通われていたようですが、整列に参加する以前にもコミュニケーションをとったり見学会に参加されたりしていたのでしょうか?
シオさん 署員の皆さんはいつも親切で、見かけるとあいさつをしてくださり、時間があるときは消防車に乗せてハンドルを握らせてくれたり記念写真を撮ったりしてくださいます。
―― 今回の整列の件に関わらず、消防に関わる皆さんに伝えたいことがあればお願いします
シオさん 署員さんとお話をさせていただくなかで、「コロナのピーク時は、朝出動した救急車が夜まで帰ってこれない日もあった」と聞きました。それでも「でも、大丈夫ですよ! 何かあったら呼んでください!」とにっこり笑ってくださいました。日々のお仕事で緊迫する場面も多いはずなのに、地域の子供たちにいつも笑顔で親切に接してくださり、尊敬と感謝でいっぱいです。
画像提供:シオ(@akioshio)さん
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