妊娠中でも食べられる「加熱寿司」が登場 産婦人科医「お腹いっぱい食べたい気持ちが満たされるはず」(1/2 ページ)
中心部まで加熱しているので安心。
火を通して食中毒リスクをなくしているので、妊娠中でも安心して食べられる寿司「加熱寿司」(かねつずし)が11月22日から販売されます。1人前は6900円、2人前は1万2800円です。
産婦人科医の監修のもと、妊娠中の大きなストレスとされている食事制限を考慮して開発された寿司。ネタは9種類あり、海老、カンパチ、のどぐろ&ウニ、穴子、イカ、真鯛、玉子焼き、ホタテ、サーモンを取り扱います。食材の中心部分を温度75度以上で加熱しているため、妊娠中でも安心して食べられます。
液体急速凍結機「凍眠(とうみん)」を採用することで、寿司の形状を保ったまま急速冷凍しています。マイナス30度の液体を使って短時間で冷凍するため、菌が繁殖しやすい温度をすばやく通過させ、アニサキスも死滅させました。
妊娠中は免疫が下がることから、食中毒リスクが高い生ものの摂取は控えるよう推奨されています(参考:「母子手帳」)。寿司や刺身といった生ものは控える対象となりますが、開発者が「お寿司が食べたい妊婦さんの方はいますか?」とSNSで呼びかけ、クラウドファンディングを実施すると、目標金額の1113%の支援金が集まりました。販売はShopifyにて実施予定で、今後の販売情報は加熱寿司の公式TwitterやLINE公式アカウント(@977mmibm)で発表するとのことです。
産婦人科医の湯澤憲子さんは、「加熱寿司は厚生労働省の「家庭で出来る食中毒予防の6つのポイント」に記載のある“中心部分の温度が75℃で1分以上”という基準を満たしており、どなたにも安全な寿司と言えます」として、「見た目も美しく、味もおいしいです。お寿司をお腹いっぱい食べたい、という気持ちが満たされること、間違いありません」とコメントを寄せています。
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