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「見つけた時感動」「160cmまであるのは革新的」 ユニクロの子ども用“前開きインナー”が障がいのある子などに助かると話題 ユニクロ「ヒアリングを重ねて開発」(1/2 ページ)

購入した人からも「これを見つけた時感動しまくりました」「子どもが大きくなったらまた買い替えたいです!」と反響。

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 上下が一体となっているボディスーツは、赤ちゃん向けの肌着(インナー)として知られています。しかし、ユニクロはサイズ展開が160センチまである前開きのボディースーツを販売。その「すごさ」について語るツイートが注目を集めています。ユニクロに同商品について話を聞きました。

ちょっと大きいサイズのボディスーツ

 話題のきっかけとなったのは、脳卒中後のリハビリの専門家で、大阪公立大学の教授であり、作業療法士の竹林 崇(@takshi_77)さんのツイート。ユニクロが160センチまでサイズがあるボディスーツを扱っているのは革新的だとし、その理由として肢体不自由の人を介護するときにも使えて、障がいがない人も夜お腹が出ないように肌着として利用できることを挙げています。また、一般店舗で販売されていることも「素晴らしい」と評価しています。

介護が必要な人だけでなく、障害はないけどお腹が冷えるのが気になる人にも便利

 ボディスーツの商品名は「KIDS コットン前あきクルーネックボディスーツ(半袖)」。脱ぎ着させやすい前開きの、子ども用ボディスーツで、2020年9月に発売されました。当初はオンラインストアでの販売で、一部の店舗で販売が始まったのは2021年から。

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サイズは110センチから160センチまであるようです

 編集部では、ユニクロに販売した経緯や反響などについて聞いてみました。

 「子ども用の『前あきインナー』を開発するにあたり、医療的なケアが必要なお子様のママさんたちにヒアリングを重ねました。“ロンパース型の前あきの下着”がなくて困っている。あったとしても子どもの下着の価格なのに高額なため、成長する子どもの下着として何枚も買える金額ではなく困っている。通常のインナーをリメイクして手作りで作っている。というようなお声を多くいただき、お子様の成長にあわせて下着として買いやすい価格設定で商品化いたしました」(ユニクロ)

 160センチなど大きいサイズを作ったのは、体が大きくなった子どものためのようです。ユニクロはTwitterなどネットでの反響については把握しており、オンラインストアで購入した人からは、以下のコメントが書き込まれていたといいます。

「重度障害者の子どもがいます。 まだ届いていませんが、これを見つけた時感動しまくりました。 160サイズまであるボディースーツはどこを探してもなく、とても嬉しかったです! 絶対に生産終了して欲しくないです。 よろしくお願いします」

「大きいサイズのロンパースがなかったので本当にありがたいです」

「とても着やすくて子どもも気持ちいと言ってます! 綿100%なことがまず良い。うちでは寝る時に使ってるのですが、寝ていてもお腹が出ないのがとても良いところです! 子どもが大きくなったらまた買い替えたいです!」

「6歳の肢体不自由児がいます。小学校入学に際して、着替えがたくさんいるのと、今までのロンパースがサイズアウトしたので購入しました。お腹を出したくないのでロンパースありがたいです」

 また、介護用など大人向けのものもほしいという声があるものの、大人用の前開きボディスーツを販売する予定は今のところ未定だそうです。なお、介護が必要な人や、かぶるタイプの下着の着脱が難しい人でも使用しやすい商品として、ユニクロでは大人用の「前あきインナー」を販売しています。

 竹林さんの投稿には、「私も職場で使ってるお子さんを見て初めて知りました。結構 おしり部分が伸びるのでオムツやパット替えがしやすくてビックリしました」「認知症の方の家族に紹介したことがあります。小柄な方だったので、160で余裕があったような」「介護用の衣類は高い物が多いのでこれはご家族に勧めやすいかも」などの声が。

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 また、「もっともっと認知度が上がればと思います!」と、ボディスーツのさらなる普及を願う人もいました。

画像提供:竹林 崇@脳卒中リハの専門家, 作業療法士, PhD(医学)(@takshi_77)さん

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