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釣り上げたタコが“侍”だった!? 仇討ちを目指すタコ侍と旅する漫画が心にしみる(1/3 ページ)

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 釣りに出かけたら“侍のタコ”が釣れた――学生が仇討ちを目指すタコと出会う漫画「サムライオクトパス」が「感動した」と反響を呼んでいます。作者はWebで漫画を公開しているふじたかなす(@hujitakanasu)さん。


つり上げたタコが侍だった!?

 大学が休講になり、バイクで釣りに出かけた健太。そこで釣れたのは侍の格好をして刀を持ったタコ「喜八」でした。ペリーの黒船が海の中には行かなかったため、波の下で暮らすタコたちは今も江戸時代の封建制度の中で生きており、喜八は仇討ちのため旅をしてきたのでした。


家のために生きる喜八に思うところがある健太

 家名のため、父を負かした「十文字の傷を持つタコ剣士」を探している喜八。家に尽くすことが侍の生きる道と語る喜八に、健太郎は家業のために夢を諦めさせられた自分自身を重ねます。

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自身も家に縛られている健太。「好きに生きたら?」と喜八に問うも……

 ネットの情報で、十文字の傷を持つタコが水族館にいることを突き止め、バイクで旅に出た2人。旅の中で心を通わせますが、やがて仇討ちのときが――。


仇討ちの結果は

 タコと侍という意外な組み合わせでコメディになるかと思いきや、シリアスでしんみりとした展開に引き込まれます。「家に縛られた」という共通点を持つ2人のそれぞれの行く末が余韻を残す物語です。

作品提供:ふじたかなす(@hujitakanasu)さん

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