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奈良市内に「鹿せんべい」の自販機登場 観光客がシカに鹿せんべい以外の食べ物を与えることを防止(1/2 ページ)
名前通りとってもシカ思いな自販機です。
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奈良県の老舗紙屋のペーパルは10月24日、奈良県ビジターズビューローやダイドードリンコなどと共同で、鹿せんべいを販売する自動販売機「I LOVE シカ 自動販売機」を奈良市内に設置。鹿せんべいをいつでも購入可能にすることで、観光客がシカに鹿せんべい以外の食べ物を与えることを防止し、シカを守ります。
パッケージには、破砕米やくず米といった“廃棄されるお米”を混ぜた紙素材「kome-kami」を使った紙箱を使用。江戸時代までは紙に米を混ぜる文化があったとされており、この素材を使用することで伝統と革新の融合を表現しています。
またkome-kamiは素材の売上の1%をフードバンクに寄付していますが、今回はさらに1%分を奈良の鹿愛護会に寄付。「皆がだいすきなシカが安心して暮らせる街づくりが広がることを応援します」としています。
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ちなみに箱の外側には、シカとの接し方についての解説を掲載。上面には、奈良の鹿愛護団体による「国の天然記念物『奈良のシカ』保護啓発ポスターコンクール」から抜粋した小学生の作品が描かれ、優しい気持ちで正しくシカと触れ合ってもらいたい思いが込められています。詳細は特設ページにて公開中。
設置場所は、「奈良のシカ」の保護施設である鹿苑(ろくえん)と、春日大社 国宝殿前の2カ所です。
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