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3時間のインド映画「RRR」に途中休憩なくて「膀胱が爆発しそう」と話題に 配給元に背景を聞いた(1/2 ページ)

配給元のツインに取材しました。

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 10月21日に封切られた上映時間が約3時間のインド映画「RRR アールアールアール」が本国の上映では途中休憩(インターミッション)があるものの、日本の上映では途中休憩がないとして話題になっています。編集部では配給元のツイン(twin)に背景について取材しました。

 

 

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 本作は世界中で大ヒットしたインド映画「バーフバリ」シリーズを手がけた、S.S.ラージャマウリ監督による最新作。イギリス植民地時代のインドを舞台に、イギリス軍に捕らわれた村の少女を救い出す使命を背負った“野性を秘めた男”ビーム(N・T・ラーマ・ラオ・Jr./通称NTR.Jr)と、イギリスの警察官で“内なる怒りを燃やす男”ラーマ(ラーム・チャラン)の友情と壮絶な戦いが描かれます。

 映画の口コミサイトを見ると、「RRR アールアールアール」はFilmarks映画.comではともに★4.4、Yahoo!映画では★4.5と絶賛の嵐(いずれも10月24日現在)。「めっちゃ面白い!」「最高の映画でした!!」「どれだけ言葉を尽くしても語りきれない」など、早くも熱量が高い感想が多数書き込まれています。

 一方で、SNS上では本作の上映時間が2時間59分とほぼ3時間あるものの、日本の上映では途中休憩がないことも話題に。一部劇場では「作品中盤でインターバルと表示されますが、本上映では休憩はございません。予めご了承くださいませ」といった注意書きが掲出されています。

 

 SNS上では、休憩時間がないことについて気にしていない観客も多く、「そんなことはどうでもいいんだよ!」「全く飽きずにずっと面白かった!」などと興奮気味に語る声もある一方で、「1回トイレ休憩入れさせてほしい」「おねがい、10分休憩入れてください」などと要求する声が。実際に見に行った観客からは「終盤は腰と膀胱が爆発しそうになり注意が必要です」という注意喚起も寄せられています。

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「バーフバリ」ではこれほどの反響はなかった

 編集部では、配給元のツインの担当者に背景について取材しました。

――SNS上では「RRR アールアールアール」に途中休憩がないとして話題となっています。

担当者弊社はインド映画を数多く配給しており、インターミッションがある作品もたくさんありますが、その場合でも休憩を設けずにそのまま上映しています。一方で、どの作品もインターミッションの文字や映像が作り込まれているので、オリジナリティを尊重するという点でも、その部分はカットしていません(※)。

※「RRR アールアールアール」では作品中盤に大きく「インターバル」とローマ字テロップが表示されるものの、そのまま間髪入れずに作品後半がスタートします。

――インターミッションがある作品もたくさんあるとのことですが、途中休憩を設けた前例は1度はないのでしょうか。

担当者弊社ではこれまで本国ではインターミッションがある作品でも、日本の上映では休憩を設けたことは1度もありません。ただ、これまでは今回のようにTogetterで関連投稿がまとめられ、約8万人もの人々に読まれるような大きな反響はありませんでした。

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――「バーフバリ」シリーズを上映した際にも、休憩の有無について観客から意見などはなかったのですか。

担当者「バーフバリ」シリーズは、IMAX版にはインターミッションの文字が入っていますが、それ以外の本国から届いた素材には含まれていませんでした。当時、お客様から弊社にインターミッションについてお問い合わせはなく、今回これほどの声があることに驚いています。


 最後に今回話題になったことを受け、今後「RRR アールアールアール」に途中休憩を入れる予定はあるのかを聞きました。すると、担当者は配給元である自社のみならず、劇場も巻き込む形となることもあり、「現状は未定です」としつつも、「これほど多くの声をいただくことはなかったので、今後の上映に生かしていきたいと思っています」と語りました。

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