顔と羽根で全てが分かる　小型ジェット機「エアバスA320」と「ボーイング737」の見分け方（1/2 ページ）

　国内線の小型ジェット機は「エアバスA320」「ボーイング737」がよく使われています。2機種の見た目はどちらもよく似ているのですが、見分けるポイントはどこなのでしょうか。

　A320のデビュー当初は主翼の先端形状で判別できましたが、近年は主翼の先端が垂直に立ち上がった「シャークレット」を装着する機種が多くなり、737で同様の機能を持つ「ウイングレット」と見た目が変わらなくなっています。

　そこで福岡空港の公式Twitterアカウント（@FukuokaAirport）がおすすめしている2機種の見分け方は、「顔を見る」こと。顔がぷっくりしていればA320、シュッとしていれば737と判別できます。

　窓枠の形状でも、2機種の違いはよく分かります。丸みを帯びていればA320、角張っていれば737です。

　この他、垂直尾翼をよく見ると、737には前方の付け根がせり出した「ドーサルフィン」と呼ばれる部分があります。

　ドーサルフィンは、小型機でも飛行中の安定性を向上させるための形状の工夫です。ボーイングの機種でも737-300以降の737シリーズ以外にはなく、他のメーカーでもあまり見られない装備です。

（大泉勝彦）