大山加奈の双子用ベビーカー“乗車拒否”報告に賛否　「手伝ってもらう前提で行動するな」と心ない言葉も（1/2 ページ）

　元バレーボール日本代表選手の大山加奈さんが11月8日にInstagramストーリーズを更新。双子用ベビーカーを使用していたため都営バスで乗車拒否されたと投稿した後、「手伝ってもらう前提で行動するな」などの声が寄せられていることを明かしました。

　1歳の双子を育てている大山さんは11月7日に更新したInstagramで、「ドアを開けてもらえませんでした。そのまま走り去るバス…」と乗車拒否に遭ったことを告白。一緒に並んでいた高齢の女性が助けてくれたため次のバスには乗れたものの、乗車および降車の際に運転手は見て見ぬふりをしていたそうで、「迷惑な存在だと思われたことがやはりとても悲しくて…」「みんなが暮らしやすい社会になりますように」と苦しい胸の内とともに自身の願いをつづっていました。

　大山さんの投稿を受けてSNSでは、「事前連絡してれば対応出来たかも」「気にせず乗れるのが1番いいけど、物理的に無理があることってある」「利用する側もコンパクトにする工夫をしなきゃ」と公共交通機関を利用する際の行動について指摘する声が上がった他、「わざわざシングルのベビーカー買って乗るってものなぁ。タクシーにしろってもの、自家用車ってのも双子は肩身が狭い」「問題なのは乗降時と乗っているときに乗務員がシカトした部分」「対応することでダイヤが乱れ、文句を言ってくる乗客もいるし、バス乗務員は大変」など、さまざまな視点から意見が寄せられています。

　SNSにおける反応の中には心ないコメントもあり、大山さんは「心がやられそうでSNS開くのも勇気がいる状況ですが…」とInstagramストーリーズで現在の心境を説明しています。

　この投稿に添えられているのは、大山さんが参加している「JFAこころのプロジェクト」のものと思われる写真。子どもの心身の健全な成長に寄与することを目的としている活動で、写真には「夢先生」になった大山さんと子どもたちのやりとりがおさめられており、「相手に頼ることもたまには必要だと改めて感じました」「かりたチカラも自分のチカラ」（原文ママ）などのメッセージが記されています。

　寄せられたメッセージに励まされ、「そうだよね頼っていいんだよね」とつづった大山さんですが、続けて投稿したInstagramストーリーズで来週には双子を連れて飛行機に乗る予定があることを告白。今回の乗車拒否問題やSNSでの反応を受け、周囲に敏感になっているようで、「みんな迷惑と思ってるんじゃないか」「外出するのさえ怖くなる…」と不安を吐露しています。

　JALやANAなどの航空会社では幼児を伴って乗る際の案内を公式サイトに出しており、ANAでは「小さなお子様連れのお客様 [国内線]」と、ベビーカー貸し出しなどのサポート内容を掲載。JALでは「大人1名につき、幼児は2名まで同行できます 。うち1名はお膝の上にお座りいただき、もう1名は座席の確保（航空券購入）が必要です」との注意事項が記されています。