段ボール集積場で生まれ、親猫と別れた兄弟子猫……　初めてのお風呂＆爪切りを頑張る姿に「幸せになれますように」の声

　YouTubeチャンネル「にゃんちゅうばぁCatTuber」に投稿された、段ボール集積場から保護した子猫の動画が、「今回も大切な命を助けて下さって、本当にありがとうございます」「保護して初めてのお風呂が幸せの儀式ってとても素敵ですね」「保護に手術、ありがとうございます。優しいご夫妻の活動に、毎回感動しています」と話題になっています。動画は記事執筆時点で5万7000回再生を突破、2700件を超える高評価を獲得。

　話題となっているのは、段ボール集積場で生まれ、10月に保護された生後推定1カ月～1カ月半の子猫2匹です。家族ぐるみで犬猫の預かりボランティアを行っている同チャンネルの投稿主さんは、保護して預かっている子たちが、仮名ではなく本当のステキな名前を付けてもらえるまでのお世話と、里親さんにつなぐための活動に日々奮闘中。声帯を切られ、狭い檻で暮らしていたシニア犬を保護したときの様子は、以前も話題となりました（関連記事）。

　保護した日、無造作に積まれた段ボールの中からこちらを見つめていた子猫たち。隠れる場所が多くて保護するのに手こずったそうです。しかし、段ボールがいっぱいになれば、業者さんが回収に来て、子猫たちは隠れるどころか寝床さえなくなってしまいます。“これから寒くなる前に”と、急いでの保護でした。そばにいた親猫2匹も同時に保護できましたが、親猫たちは不妊手術を施したら、ごはんの心配がなく、安全が確認できている元いた場所へ帰すことに……。子猫たちは親猫と離れ、新たな出発です。

　離乳は済んでいる月齢で、健康状態も悪くない、2匹の白キジ子猫。1匹は鼻の色が黒、1匹はピンクの兄弟です。まずは、爪切りをした後、初めてのお風呂へ。ぬれるのを嫌がって必死で威嚇する子猫に、投稿主さんは「幸せになるための儀式だからね」と優しく声をかけます。そう、ピカピカになって新しい家族のもとで幸せにならないと！　もう1匹の方は爪切りもお風呂もおとなしくでき、キレイになった2匹は、仮のお家の寝床へ。あとは何か口にしてくれたら一安心なのですが……。

　初めての場所で緊張している子猫たちに投稿者さんは、「ミルク飲もうか？」と差し出してみましたが、飲んではくれません。じゃあ離乳食はどうかな……？　やはり口をつけてくれない子猫たちに「食べたくなったら食べてね」と両方を置いて立ち去り、しばらくしてから様子を見に行くと、どちらも完食していました！　一生懸命お世話したことが報われる瞬間ですね。

　動画には「親離れが少し早く来ちゃったけど、大丈夫だからね。兄弟仲良くがんばろうね」「この子達を大切にしてくれるずっとのお家が見つかりますように」と、子猫兄弟のこれからの幸せを願うコメントが寄せられています。

　また、動画投稿時には名前を募集中だった2匹。視聴者さんたちから多くの案が寄せられ、その中で一番多かった「ダン」君と「ボール」君という名前に決定しました。覚えやすくてユニークな名前だけど、これはあくまでも仮の名前。一生の名前をつけてくれる里親さんと出会える日まで、優しい投稿者さん宅で家猫修行中です！

　ダン君＆ボール君のその後のやんちゃな姿や、他にも保護されているたくさんのワンちゃんや猫ちゃんの様子は、YouTubeチャンネル「にゃんちゅうばぁCatTuber」と、Twitter（@mtboYVSWqnFHoaU）で見ることができます。

画像提供：YouTubeチャンネル「にゃんちゅうばぁCatTuber」さん

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