ニュース
大井川鐵道、戦前のSL復活目指すクラファンで8300万円以上を集める 561万円支援の「石炭王」も現る(1/2 ページ)
4000人以上から寄付が寄せられました。
advertisement
大井川鐵道が実施していた、戦前の蒸気機関車「C56形135号機」の動態化を目指すクラウドファンディング(関連記事)が2022年11月30日に終了。71日間で4283人から8356万200円の支援を集めました(終了時点)。
大井川鐵道では解体されそうになっていたC56形135号機を2022年2月に譲り受け、実際に線路を走らせる「動態化」を目指しています。動態化に必要な経費はおよそ3億円と推定され、その一部にあたる1億円を目標としてクラウドファンディングでの支援を受け付けていました。
支援額に応じたさまざまな返礼品(リターン)を用意しており、中でも最も高額だったのは「561万3500円」の復活したC56 135号機に「一往復丸ごと貸切乗車できる権利」。唯一の支援者がクラウドファンディング終了日に現れ、大井川鐵道公式Twitterアカウントも「?!?!?!?!」「本当に、本当にありがとうございます!」と驚いた様子でした。もちろん支援金額に大小はありません。クラウドファンディング終了後も「頂戴しました多くのまごころは、皆様のご期待にお応えできるよう同機の動態復元に充てさせていただきます。誠に有難うございました」と支援に対する感謝を示しています。
advertisement
大井川鐵道では2025年以降の運転開始を目標に修繕を進めていく予定です。
(大泉勝彦)
関連記事
目指すは1億円! 大井川鐵道、戦前のSL「C56形135号機」の動態化めざすクラウドファンディングを開始
修繕に見込まれる経費はおよそ3億円。「全国旅行支援」年明け以降も継続 旅行代金の割引率は40%→20%、最大1泊5000円引きに
制度を一部見直して実施します。150年間の「駅」の変化を21秒の動画にしてみた 「あっ消えた……」鉄路の栄枯盛衰が見ていて辛くなる
無残に消えていく路線は涙なしには見られません。岡山県のとある駅にある“やる気がない改札”が話題に あまりのシュールさに「見に行きたい」「どう考えてもおかしい」の声
これでいいのか……?東武がSL3機体制に! 復元完了の「C11 123号機」、7月18日にデビュー 記念グッズも発売
同一形式のSL3機体制は国内唯一!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.