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闘病中の愛猫に「最期だからできることはやろう」と缶詰など取り寄せたら…… 回復→ムチムチになった話に「最高に素敵」と感動の声(1/2 ページ)

自分の猫にも参考にしたい。

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 Twitterに寄せられた「#今年1番贅沢をしたこと」の猫ちゃんにまつわるエピソードが、記事執筆時点で1万8000件以上のいいねを集め、「ツイートありがとうございます 参考になりました」「とても意義のある出費でしたね」「元気になってよかったです」などの反響が寄せられています。投稿者はコミックエッセイストの牧利江子(@toriatamaxp)さんです。

今年1番贅沢をしたこと

猫の闘病でドバドバお金が出ていった。「最期だからできる事はやってやろう」と思って食べてくれそうな缶詰なども色々取り寄せたらなんかお好みにヒットしたらしく、食欲出てそのまま数値改善して蘇った挙句ムチムチに太った。

#今年1番贅沢をしたこと

牧利江子@コミックエッセイストさんのTwitterより

 牧さんが「2022年に1番贅沢をしたこと」として挙げたのは、シニアの愛猫「ビー」ちゃんの治療費用と、ビーちゃんのためにさまざまな缶詰やフードを取り寄せたこと。

猫の「ビー」ちゃん、元気&ムチムチになりました!

 ビーちゃんは子猫のころから腎臓の数値がよくなかったそうですが、2022年6月末から腎炎が悪化し、通院治療することに。入院はビーちゃんの負担になるだろうと通院して1週間点滴するも、数値の改善が全く見られず、急性腎炎ではなく慢性腎炎だろうと診断されました。ビーちゃんは治療法として推奨される各種リン吸着剤もAIMフードも拒否。徐々に悪化し、暗がりで飲まず食わずのビーちゃんの命を、補液でなんとかつなぐ日が続いたそうです。

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ごろごろ最高

 ビーちゃんは排便ができず、尿は失禁するほどに。非常に弱っており、歯をくいしばってカリカリを拒否するほどだったため、牧さんは強制給餌するとそれが引き金になって命を落とすのでは、と心配し見送っていました。数日中に看取ることも覚悟し、獣医師から“最期を迎える合図”である痙攣の対応方法も聞いていたそうです。

 しかし、ある日突然便をして体調が良さそうに見えた日があったため、牧さんは思い切って強制給餌することに。なだめつつ、歯の隙間からシリンジで慎重に口に入れていきました。それまでは、食べると吐き気が襲い具合が悪くなる数値でしたが、牧さんが取り寄せた缶詰がおいしかったようで、怒りつつも口をなめるしぐさを見せたそうです。

 すると数回の強制給餌後、ビーちゃんに自分で缶詰を食べる意欲が見られるように! 闘病用の高栄養ペースト(缶詰)にはじまり、子猫用のパウチフードを食べられるようになりました。当初はそこに混ぜてもドライフードは拒否していましたが、その後ビーちゃんの口に合う、腎臓をサポートしてくれるドライフードを発見。牧さんが諦めずにいろいろなフードを試した結果、ビーちゃんは数カ月かけて食餌管理が不要の、元気な食いしん坊猫さんに戻ることができたのでした。本当によかった……!

 牧さんによると、「点滴の効果が出るのが遅かっただけで、実は慢性腎炎ではなく急性腎炎だったのかも?」「食欲があるはずないほど吐き気がひどかった時期も、ビーちゃんが食欲旺盛であるがゆえにがんばってくれたのかもしれない」とのことですが、牧さんの愛と諦めない努力の結果、ビーちゃんが食欲と元気を取り戻したことは明らか。愛あふれるエピソードに心を打たれます。

 「“1日だけでも美味しく食べて”と神社でお祈りした事を覚えてます。生還は期待してなかったので回復は夢のようでした」と投稿した牧さん、食べられるようになって回復した際に、担当の獣医師は目を丸くして驚いていたそうですよ。

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 牧さんは、「私もこの件は終末期の予習になりましたが、ここでライトに予習なさってる猫飼いさんもいるようなので腎炎猫飼いさんには常識ですが書かせていただきました。この子は病院でいただいたリンの吸着剤も各種全部拒否。AIMフードも拒否る子でしたが、もう1匹は全部ばっちこいで“個体差!”と思いました」と投稿を締めくくっています。

 ビーちゃんのエピソードに、「元気になってホントに良かったです」「ツイートありがとうございます参考になりました」「最高に素敵なお話ですね!」「こういう良くなるケースもあるんだね」「素晴らしいお金の使い方 大拍手」など、牧さんとビーちゃんへのあたたかい声が寄せられています。

 最新の投稿では、ムチムチになったビーちゃんが、同居猫の「カーくん」とともに、大好きな“お母さんの部屋”に集合する姿や、お風呂にカーくんと交互にやってきてお風呂番してくれるほっこりする姿を見ることができますよ。これからもおいしくごはんを食べて、元気で過ごせますように。

 牧さんはESSEオンラインで、漫画「転生したら赤ちゃんだった」を連載中。書籍『実家が放してくれません』『オトナ女子の謎不調、ホントに更年期?』(集英社)、『小学生男子のトリセツ』『夫が骨肉腫になりました』(扶桑社)がAmazon他全国の書店で販売中です。また、ビーちゃんとカーくんが主役の猫マンガ『うちの猫マッチョ』 (扶桑社コミックス)はKindle Unlimitedで読むことができます。

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