世界文化遺産「仁和寺」がクラウドファンディングで維持・補修費を募る　「オリジナル桜御朱印帳」やNFTを用いた返礼品も（1/2 ページ）

　真言宗御室派の総本山・仁和寺（京都市右京区）は1月10日、名勝庭園のメンテナンス費用を捻出することを目的としたプロジェクトを開始しました。クラウドファンディングサイトのCAMPFIREで支援を受け付けています。期間は1月29日まで。

　888年に創建され、1994年には世界遺産に登録された仁和寺。国宝の金堂をはじめ多くの文化財があり、境内全体が国史跡に指定されています。また遅咲きで知られる桜の林「名勝 御室桜（おむろざくら）」も有名です。

　今回のプロジェクトは、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響によって観光客・参拝者が減少したことで、これまで参拝料と国や自治体による支援によって行われてきたメンテナンス等が厳しい状況になったことから始動。目標金額は200万円で、仁和寺の名勝庭園のメンテナンス費用と、仁和寺の建物の補修に活用される予定です。

　返礼品では、「名勝庭園拝観チケット」や「仁和寺オリジナル桜御朱印帳」に加えて、希望者にはNFTを用いた返礼品も送られます。150万円の「宿坊『松林庵』貸し切りコース」も用意。支援は5000円から可能で、リターンの多くは数に限りがあります。