「錆びた鉄のスイング」「ゴロキング」 松井秀喜、ヤンキース時代にファンが猛バッシング オーナーも「こんなにパワーのない選手を大金を払って取った覚えはない」(1/2 ページ)
良いプレイをすると称賛も。
元プロ野球選手の松井秀喜さんが1月9日、YouTubeチャンネル「上原浩治の雑談魂」に出演。米ヤンキース所属時代にメディアやファンから受けたバッシングや、オーナーからの強烈なダメ出しの実態を明らかにしました。
松井さんは、同じく元メジャーリーガーの上原浩治さんやタレントの上田まりえさんと会談した動画内で、ヤンキースのファンは「自分のチームに対してすごく厳しい」と指摘。ほかのチームの選手より自分が応援しているチームの選手に対するブーイングが激しく、特に“気の抜いたプレイ”をしたときに強く批判されるそうです。松井さんも、太陽光が邪魔して飛んできた球を取れなかったときなどに激しくブーイングを受けたことを明らかにしました。
超辛口な批判は、ファンからだけでなくメディアからも。松井さんは、本拠地デビュー戦で満塁ホームランを打った後の1、2カ月、本人曰く「あまり打てなくて」という状態になりましたが、「錆びた鉄のスイング」「ゴロキング」などと記事で書かれてしまったそうです。
そのうえ、オーナーからは「こんなにパワーのない選手を大金を払って取った覚えはない」と言われてしまったんだとか。かなり厳しい言葉ですが、松井さんは「気にしてもしょうがないですからね」と受け流していたそうです。ジャイアンツで4番バッターを務めていた時に受けた批判で免疫もあったとのことです。
ただ、批判の一方で、良い成績をおさめたときには称賛されるようになり、「両極端」なのが実態だそうです。「一喜一憂しない方がいい」「良いときも気にしない方がいい」と自らの体験を踏まえながら語りました。
厳しい時代もありましたが、その苦難を乗り越え、日本人史上初のワールドシリーズMVPにも輝いた松井さん。今回の動画には、視聴者から「日米通算507本塁打を放っても、謙虚な方ですし、人間的にも素晴らしい方ですね」「雑音だけでなく『良い評判も』気にしないのはさすが一流」「色褪せない所作を感じるアスリートって意外と少ない。松井さんは別格」などと松井さんを称賛する声が数多く寄せられています。
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