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駅で拾った落とし物「SNSなどに載せないで」注意喚起 悪意ある人が「持ち主になりすます」ことも(1/2 ページ)

遺失物を持ち主になりすまして受け取るのは犯罪です。

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 駅で拾った落とし物の詳細な情報や写真をSNSで拡散させないでと呼びかける投稿が、Twitterで約2.3万いいねを集めて話題になっています。

 話題になっているのはTi(@MXPA12_GR_Flint)さんによる投稿です。ある鉄道会社で駅員として働いているという経験から、「拾得した遺失物をSNS等に載せて拡散しないで下さい」と呼びかけ、その理由についても語っています。

 駅で落とし物を拾った場合、ホームや改札、窓口などにいる駅員に届けるのが基本。本来ならここで終わりなのですが、昨今は「もしかしたら持ち主に情報が届くかも」と拾得物の写真や詳細な情報がTwitterなどのSNSにアップされることがあり、ハッシュタグを通して拡散されているのをたびたび見かけます。

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 SNSに忘れ物の詳細について投稿するのは善意によるものだと思われますが、これについてTiさんは「特徴・写真等を載せてしまうと、細かい情報まで見えてしまう」「それを見た悪意を持った人間が、自分の物では無いのに引取りにくる」という可能性を指摘します。

 拾得物を引き渡すときは名乗り出た人物から提供される情報を元に確認をするしかなく、本来であれば持ち主にしかわからないはずの「どこで落としたか」「何を落としたか」といった情報が丸裸にされてしまうと、その気になれば誰でも「持ち主になりすまして拾得物を奪い取る」ことができてしまいます。

 TwitterではTiさんの投稿を見た人から「拡散しないようにします」「なりすましてかっさらう輩いますからねぇ」「悪意で拡散してないと思いますが、善意が仇になる行為ですね」といった反応が寄せられています。

 ちなみに、鉄道各社では駅や車両内といった敷地内で落とし物を見つけたときは駅員に届け出てほしいと呼びかけていますが、駅外の道路など定期券やICカード乗車券などを拾った場合は駅ではなく警察に届けてほしいとしています。


JR東日本の落とし物を問い合わせるチャットツール

 また、JR東京メトロなどではWebサイトからチャットツールを使って、落とし物について問い合わせられるサービスも展開されており、公的証明書(運転免許証など)、記名されたICカード乗車券などを含む「本人が特定可能な拾得物」であれば、該当する落とし物がどこで保管されているかを確認することができます。

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春山優花里

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