西伊豆で25年ぶりに貴重な深海魚が目撃される！　リボンをまとったような不思議な姿が「海のロマンだ」と話題

　Twitterにまるで白黒のリボンを身にまとっているような、なんとも不思議な深海魚の姿が投稿されました。記事執筆時点で投稿には2万4000件をこえる“いいね”と、多くの驚きの声が寄せられています。

　投稿主の村井さんは静岡県伊東市にて、ダイビングショップ「Diving Service むらい。」を営む、水中ガイド兼水中映像クリエイター。全国の海に潜り、水中の動物たちを中心とした海に関する動画を撮影しているそうです。

　そんな村井さんのTwitterには、日頃あまり見かけない生き物たちの姿がたくさん投稿されています。動画に映る生き物たちはみな美しく、「こんな生き物がいるんだ……！」と感動するものばかりですが、今回村井さんが大瀬崎で目撃＆撮影した生き物は特に不思議な姿をしています。

　ダイビング歴30年、これまでに1万5000本海に潜った村井さんでもはじめて遭遇したという、その生き物の名前は「リボンイワシ」。リボンイワシはクジラウオ科に分類される貴重な深海魚で、大瀬崎では実に25年ぶりに目撃されたそうです。村井さんによると標本もあまりなく、生体の映像自体も非常に貴重なものなのだとか……!!

　ウナギのように長い体を持つリボンイワシの尾びれには、名前の由来になったと思われる白黒のリボンのようなものが付いています。海の中を漂うその姿はただひたすらに不思議で、なぜこのような見た目になったのだろうか？と考えるだけでワクワクしてしまいますね。

　とっても貴重なリボンイワシの動画には、「また斬新なデザインですねぇ……」「乙姫の領巾（ひれ）のようです！」「空飛んでる凧かと思っちゃった」といった、さまざまなコメントが寄せられています。

　投稿主の村井さんはTwitter（@MURAITOMOOMI）やYouTubeチャンネル「むらいの水中チャンネルUNDERWATER-WORLD」に、海で撮影した生き物やスキューバダイビング関連の動画＆写真を投稿中。海が好きな人や海の生き物に興味がある人は、遊びに行ってみると良さそうです。

画像提供：村井智臣（@MURAITOMOOMI）さん

（三日月 影狼）