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第二次世界大戦の遺産 ハワイ・オアフ島沖に沈んでいたライターを再生、新品のような輝きを取り戻す(1/2 ページ)

長く海中に沈んでいたと見られるライター。【2023年2月19日訂正】記事初出時にライターの起源について不正確な表記があったため削除しました。お詫びして訂正します。

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 ハワイ・オアフ島沖の海中で見つかったボロボロのライターを、新品のように再生したレストア動画が海外で注目を集めています。

 話題になっているのは、さまざまな遺物の修復作業を手掛けているレストア専門YouTubeチャンネル「Awesome Restorations」が2023年1月に投稿した動画です。

 支援者から届けられたというライターは、数年前にハワイ・オアフ島の近くで発見されたもので、第二次世界大戦の最中に米軍の兵士が所持していたものと見られています。

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ハワイの海中から見つかったライター(画像はYouTubeより)

 長く海に沈んでいたことから、表面にサビや汚れがびっしり。火をつけるホイールは固着しており、ライターとしての仕事を果たせるような状態ではありません。

 修復作業はライターの分解からスタート。ブラシを使って表面の汚れを落としながら、はんだ付けされたパーツをバーナーで熱しながら取り外していきます。取り外したパーツは洗浄して再利用します。


各パーツを分解していきます(画像はYouTubeより)

分解したら洗浄、ボディはサンドブラストで処理(画像はYouTubeより)

サンドペーパーなどを使って磨いていきます(画像はYouTubeより)

 分解が済んだら、次は本体の清掃に着手。サンドブラストを使って表面についた頑固なサビや汚れを飛ばしていきます。外側だけでなく、内側も丁寧に掃除したところで、やっと本来の姿が見えてきました。

 一通りのパーツを清掃したところで、再構築のために各パーツの調整と磨き上げる作業に移っていきます。歪んだパーツは叩いて直し、500番から1000番、1500番と少しずつ目の粗さを変えたサンドペーパーで磨いたあと、一気に組み上げていきます。


再び火を灯すライター(画像はYouTubeより)

 ライターの芯を収めるチューブを作り、底面や上面を新しくはんだ付け。最後に誉れあるバッジを表面に取り付けてレストア完了。海中に沈んでボロボロになっていた姿が新品のような輝きを取り戻し、ライターが再び火を灯しました。

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 YouTubeのコメント欄には「素晴らしい仕事」とレストアの腕前を称賛する声のほか、「この素晴らしい歴史の一部を救う仕事ぶりを見られて嬉しい」と退役軍人からのコメントも寄せられていました。

春山優花里

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