大ケガをしたボス猫を緊急保護、威嚇を繰り返していたが……たっぷりの愛情で穏やかな表情になったビフォーアフターにぐっとくる
いっぱい幸せになって欲しい。
TikTokに地域のボス猫が保護され、家猫になっていく姿が投稿され、記事執筆時点で再生数24万回を突破、1万6000件をこえる“いいね”とたくさんのコメントが寄せられています。投稿主さんの愛情に包まれて日々変化していく猫ちゃんの様子にぐっときます。
投稿主のえんさんは自身で保護猫活動を行いながら、野良猫保護サポートプラットフォーム「AHAHA」や各種SNSなどを通じて野良猫や飼い猫のトラブルを解決する、猫のお悩みアドバイザーとして活動しています。
そんなえんさんが現在預かっている猫ちゃんの中には、「八べぇ」さんというお名前の猫ちゃんがいます。八べぇさんは東京都世田谷区で保護された猫ちゃんで、もともとはその地域のボス猫だったそうです。
そんな八べぇさんは2022年2月、猫同士のケンカで首に大きなケガを負って血まみれになっているところを発見されました。
緊急手術の結果なんとか一命はとりとめ、そのまま保護された八べぇさん。しかし推定6歳であり、ずっと「人間は敵」という環境で生きてきた八べぇさんはなかなか人間と暮らす生活に慣れることができなかったのです。
野良歴が長い八べぇさんは直接触れることができないのはもちろん、慣れない暮らしで毛がはげてしまったり、パニックを起こしたりと一筋縄ではいかない様子。病院やおさわりだけでなく、ちゅ~るですら全力で拒否するその姿からは、もともと過酷な環境で暮らしてきた猫ちゃんであることがひしひしと伝わってきます。
そんな八べぇさんに対してさまざまな角度からアプローチを行い、少しずつ距離を縮めていくえんさん。すると八べぇさんの正体が、“ただの怖がりさん”であることが分かってきます。
そう、実は八べぇさんは臆病で慎重な性格ゆえに、ことあるごとに力強い猫パンチを繰り出していたらいつの間にかボス猫に昇格していた……という猫ちゃんだったのです。
えんさんの根気強いアプローチとたっぷりの愛情を受けた結果、八べぇさんはなんと添い寝ができるようになったそうです。東京・神奈川で新しい家族を募集中とのことなので、八べぇさんが持つ背景ごと愛せる人、FIV(猫エイズ)陽性に理解がある人はぜひえんさんのSNSをチェックしてみてください。
こちらの動画には「初めの頃と目つきが全然違う。これからも幸せに暮らせますように」「当たり前だけど、動物にも心があるからこそ、こんなに表情が変わるんだろうな。動物だから何も伝わらないなんてそんなことは無いよね、ちゃんと伝わってる」といった、たくさんの優しいコメントが寄せられています。
投稿主のえんさんはTikTok(@en_ahaha)とInstagram(@ennnnnnnnn)、Twitter(@ennocatnolife)、野良猫保護サポートプラットフォーム「AHAHA」に八べぇさんをはじめとした保護猫たちの様子を投稿中。保護猫活動に興味がある人、飼い猫や野良猫に関する悩みがある人はのぞいてみると良さそうです。
画像提供:えん(@en_ahaha)さん
(三日月 影狼)
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