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「そろそろ本を出す時間ではございませんか?」 赤ブーブー“強気メール”が同人作家の間で話題に、どんな思いを込めたのか聞いてみた(1/2 ページ)

コロナ禍で同人イベントも厳しい状態が続いていた結果だったようです。

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 赤ブーブー通信社が同人誌作家に送信した“強気メール”が、「うちも届いた」「オタクの本質を理解してる」と話題になっています。ユニークで力強いメールはどうして生まれたのか、話を聞いてみました。

 この強気メールの文面は、以下の通り。

b2-onlineサービスチームです
本日はイベント参加への招待特典のご案内です。
あなた様は、2018-2019年の参加を最後に、赤ブーブー通信社主催イベントにご参加いただいておりません。
そろそろ本を出す時間ではございませんか?

 特に最後の「そろそろ本を出す時間ではございませんか?」の表現が大変味わい深く、「そ、そうかな…出た方がいいかな…」「丁寧さの中に若干圧がかかったメールが来てふふってなった」「ヲタクサボってる人への的確文過ぎて笑った」と“圧”にたじろぐ人が続出しているもよう。

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 いったいどのようにしてこのメールは生まれたのか。話を聞いてみました。

―― どのような条件でこのメールが届くようになっていますか。

赤ブーブー通信社: 政府の新型コロナ対策も終息のめどがついた今、しばらく弊社イベントに参加履歴のないサークル様へイベント参加への呼び掛けとしてお送りしたものです。

―― ユニークな文面ですが、どのように決めたものでしょうか。

赤ブーブー通信社: COMIC CITYは「本を創る、本を売る、本を買う」をテーマにした同人誌即売会ですので、文面は開催テーマの通り、多くの方が本の発行を楽しみにされていることをお伝えする趣旨でお送りしました。

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―― このメールの配信を開始したのはいつからですか。

赤ブーブー通信社:今回初めて大規模に参加の呼び掛けを招待特典付きでご案内させていただきました。3年に渡りイベントやエンタメ業界は傷んだ状態が続き、この期間、全国で直接参加する同人活動を控えられるサークル様が多かったことからお送りすることを決めたものです。

 再び多くのサークル様に弊社イベントの場で本をお出しいただけることに期待し、同人誌即売会が盛り上がるよう努めて参ります。


 文面の圧は強くとも、その思いは切実なものだったようです。コロナ禍で大きくダメージを負った業界の1つである同人誌即売会ですが、主催企業の思いがあればこれからまた以前の活気を取り戻していけるのではないでしょうか。

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