ガンダムやゲッターロボのオープニングを“雑に実写再現” 100万再生のファンメイド動画、制作者に聞く裏側(2/3 ページ)
「『雰囲気』を完全再現」「ハイクオリティと低クオリティの高度な融合見飽きない!」と大きな反響。
やはり「ガンダム」は人気! 一方、海外の人では……
ツカーサさんは「Z・刻をこえて」の「雑に実写再現」が100万再生を突破したことをどう受けとめているのでしょうか。
「一気に70万再生くらいいったんですよね、異様に伸びて。『ゲッターロボ』も回った(たくさん再生された)んだけど『Zガンダム』は過去一番回った。その動画に出てくれているけいにょーさんが、電車に乗り合わせた人が動画を見ていたという場面に遭遇したんですよ。それで、すごいなぁって思って。いろんな人が見てるなぁって」(ツカーサさん)
「Zガンダム」に次いで再生数が多いのは、「機動戦士ガンダム」の「翔べ!ガンダム」(2023年2月現在、80万回)。ツカーサさんは、「『ガンダム』の中でも『(ファースト)ガンダム』や『Zガンダム』のネームバリューは伊達じゃないな」と思ったとのこと。驚きつつも、どこか冷静にとらえているようです。
一方、海外からのコメントが多かったのは「ゲッターロボ」。「すごいです」「これはなかなか素晴らしい動画」「『ゲッターロボG』もぜひ再現してくれ」といったコメントがあったそうです。「基本的にリクエストは応えないですけど。海外に日本のロボットアニメっていうのはかなり浸透してるんだなっていうのはうかがえますね」とツカーサさん。
ロボットアニメへの愛と遊び心、仲間との和気あいあいとした雰囲気、そして限りのある時間と予算とが、こだわりと「雑」さの絶妙なバランスを成立させているのかもしれません。
「今、新しい作品を制作中なので、できれば楽しみにしてください」というツカーサさん。次はどんなロボットアニメが「雑に実写再現」されるのかと、国内外の人々が心待ちにしています。
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