「ギリ人間をのめる」「捕まったら最後」 本気で人を狙う巨大ヘビ、じわじわとした動きに緊迫感があふれてる(1/2 ページ)
つぶらな瞳はかわいいけれど……。
ジャパン・スネークセンター(群馬県太田市)にて本気で人間を狙う大蛇の動画が撮影・投稿され、話題となっています。記事執筆時点で動画には1万2000件のリツイート、5万5000件以上の“いいね”が寄せられています。
動画に映し出されているのは、南アメリカ大陸のアマゾン川流域などに生息しているヘビ「オオアナコンダ」。オオアナコンダは最大で全長7~8メートルにもなる大型かつ肉食性のヘビで、野生では哺乳類や鳥類、爬虫類や魚類などあらゆる動物を食べています。
ヘビは毒を持つものが多いため、「ヘビによる事故」といえばマムシやコブラなどの毒ヘビにかまれることを想像する人が多いのではないでしょうか。しかし世界にはオオアナコンダのように人間よりもはるかに大きく、毒を持たずとも簡単に人間の命を狙えるヘビがたくさん生息しているのです。
ジャパン・スネークセンターで飼育されているこちらのオオアナコンダは全長4.5メートル、体重は推定40~50キロほどだそうです。数字だけでも十分大きいと感じますが、スタッフさんの「ギリ人間を飲み込めるサイズ」かつ「捕まったら成人でも逃げ出せないサイズ」という説明から、そのリアルな大きさと危険さが伝わってきます。
オオアナコンダは待ち伏せ型の狩りをするヘビで、野生では水や茂みの中で獲物を待ち、十分に近づいたところで素早く飛び掛かり、その長い体を巻き付け締めあげて獲物を捕まえるとのこと。その射程は1.5~2メートルほどだそうで、こちらの動画はオオアナコンダから2~3メートル離れたギリギリ安全圏から撮影したものとなっています。
画面越しに見るオオアナコンダの瞳はつぶらでとってもキュートですが、もし森の中でこんなに大きなヘビに出会ってしまったら、背後から音もなく忍び寄ってきていたら……そう考えると何とも恐ろしいですね……!!
ジャパン・スネークセンター(JSC)のTwitter(@Hebiken_JSC)には、施設で飼育しているヘビたちの写真や動画はもちろん、その生態や特徴など、ヘビに関するありとあらゆるツイートが投稿されています。ゴールデンウイーク(4月30日~5月7日)と5月13日は特別なイベントを行うそうなので、ヘビ好きさんは実際に遊びに行ってみると良さそうです。
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