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祖母の遺品から出てきた「パインアメ」の缶を製造会社に送ったら…… まさかの約70年ぶりの里帰りに「泣いた」「ステキなお話」(1/2 ページ)

約6万2000件のいいねを集めています。

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 他界した祖母が大切に使っていた「パインアメ」の缶を発見し、製造会社に里帰りさせた――。パインアメで知られるパインの公式Twitter(@pain_ame)が紹介したエピソードがステキだと話題に。約6万2000件のいいねを集めています。

大切に保管されていたパイン飴の缶

 パインの公式Twitterによると、ある日、問い合わせフォームに「昨年他界した祖母の遺品整理をしていたところ、パインアメの缶を発見した」というメッセージが届いたといいます。祖母がボタン入れとして長らく使っていたものですが、古くて価値がありそうなので、捨ててしまうよりも送った方がいいのでは、と相談されたとのこと。

 パインがその提案を承諾したところ、レトロな雰囲気ただようパインアメの缶が届けられました。パッケージには、パイナップルそのものと輪切りパイナップルのイラストが配されています。背景のドット柄やパインアメの書体などから昭和の空気が感じられますが、保存状態は良いことが伺える代物です。

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 また、パイン缶の側面には「業平製菓」という言葉が書かれています。見慣れない会社名ですが、1951年から1955年の4年間、パインは同名で営業していたとのこと。なんと、パイン缶はその4年間で製造された、とても貴重なものだったのです。

時代の重みを感じる

 パインの公式Twitterは、約70年ぶりに里帰りしたパイン缶について、「大切にしてくださっていたものを譲っていただいたので、弊社の方でもこれからずっと大切に保管したいと思います」とコメント。他の人にも見てもらえるように、今後は会社の入口に設置されたショーウィンドウに展示すると話しています。

 コメント欄には、人の優しさと歴史を感じさせるエピソードに、「素敵な、お伽話みたい」「ボタンいれにして大事にされてたんだろうな。素敵なお話、ありがとうございます」など感動する声が。なかには、レトロでかわいい缶のデザインに「このデザインで復刻缶とか作ってくれないかなぁ」といった期待も寄せられました。長い時間を経た物語が新しい商品につながるかもしれません。

画像はパイン公式Twitterより

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