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アスクルで格闘武器「メリケンサック」が売られてる! なぜ販売しているのか聞いてみた(1/2 ページ)

事務員vs事務員、FIGHT!

 オフィス用品の通販サービス「アスクル」で、メリケンサックが販売されているとTwitterで話題になっています。なぜ、このような武器が売られているのか、アスクルに聞いてみました。

本当に売ってる(アスクルサイトより)
バリエーションもある(アスクルサイトより)

 メリケンサックとは拳にはめて打撃力を強化するための武器。総称はナックルダスターで、カイザーナックルなどとも呼ばれます。「アスクル、なんでメリケンサック売ってるの…? 事務員の必需品なの」とTwitterユーザーのPJ@(@gunwithwings)さんが投稿し、約3万件のいいねが寄せられるほど注目が集まりました。

 オフィスで武器を使う用途は、なかなか思い当たりません。Twitterには「嫌な上司を殴る」「強盗が来たら戦う」といった物騒な意見から、「ダンボール解体に使う」といった少々現実的なものまで、いろいろな推測が寄せられました。

 「さすまた同様、不審者対策では?」との声もありましたが、いくらなんでも強すぎる気がします。本当の用途は何なのか、アスクルに聞きました。

店舗インテリアや撮影美術品としての需要に応えた

―― どうしてメリケンサックを取り扱っているのですか。

アスクル: こちらは商品ページをご覧いただくと分かるのですが、本物の護身用商品ではなくインテリアとしてお使いいただくための商品として販売しています。

―― 具体的には、どのような需要があるのでしょうか。

アスクル: 店舗インテリア用として、また撮影美術品としての需要に応えたものです。例えばインテリアではペーパーウエイトなどに使っていただく、美術品であれば撮影小物として使っていただくような目的です。防犯用品のカテゴリで販売しているのですが、実はインテリア用品になります。商品ページには「護身用では使わないでいただきたい」という注釈も入れております。

護身用品ではないとの注意書きがあります(アスクルサイトより)

―― 事務職の方が、オフィスで使うものではないんですね。

アスクル: アスクルと言えば、オフィス用品の通販と想像される方が多いとは思いますが、ここ最近はオフィス用品だけではなく、さまざまな仕事場に必要な生活用品はもちろん医療・介護用品、現場用品などの専門商材のシェアが高くなっています。現在は「あらゆる仕事場向け」の商品約1200万アイテムを取りそろえています。

 よって、もはやオフィス通販でなく「仕事場でのニーズは隅々まで応えていきたい!」という意気込みで、今も品ぞろえを続々拡大中です。その中で、当該商品はインテリア用品の品ぞろえとしてニーズがあると考え取り扱っています。

―― どのくらい売れるものなのでしょうか。

アスクル: インテリアとしてお使いいただくための商品になりますので、購入層についてはインテリア関係やこういった美術品を取り扱う業種になりますが、とても売れているとは言えません。


 戦うための商品ではありませんでした。最近のオフィスでは、凶悪な敵モンスターの襲来が続いているとかではなく一安心しました。

高橋ホイコ

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