ニュース

「死にかけてる」子猫のきょうだいを緊急保護、8年後には…… 見違えるほど大きくなった姿に心があたたまる

第22回は保護猫4きょうだいです。

advertisement

 近年、動物の虐待や飼育放棄、悪質な業者による繁殖・販売、不適切な飼養が社会問題となっています。個人や団体、地域が行き場をなくした動物たちを守るため、日々保護活動に取り組む一方で、動物たちが命を失う悲劇は後を絶ちません。

 私たちの身近な場所で繰り返されている、動物たちの殺処分衰弱死などの厳しい現実。しかしまた一方で、動物との心あたたまる出会いや愛に満ちた生活が、保護活動によって生まれ、営まれていることも事実です。微力でも地道に保護という選択を伝え続けていくことが、動物たちの命を守ることにつながるかもしれません。

 そこで、ねとらぼ生物部では保護動物と暮らす読者にアンケートを実施。寄せられた数々のエピソードと写真を紹介するとともに、尊ぶべき命の輝きや、愛する家族との暮らしの喜びを伝えていきます。

advertisement

ガリガリだった子猫のきょうだいが8年後……

 第22回は飼い主・はーたんさんと暮らす保護猫4きょうだいの「春」「夏」「秋」「冬」ちゃん(現在の年齢:7歳)。保健所で出会った保護子猫とのつらい別れ、大きく成長した現在の様子をご紹介します。

―― 4匹との出会いと、保護当時の状況を教えてください

はーたんさん:2015年に初めて飼った保護猫が16歳で虹を橋を渡り、悲しんでいたときに保健所で出会いました。死にかけている5匹の子猫を見て、「急いで連れて帰らないと」と思い、きょうだい全員まとめて保護しました。


保健所に収容されていた子猫

 保健所の職員さんたちも私がすぐに連れて帰れるように、書類や箱を急いで用意してくれました。キャリーケースからヨロヨロと出てきた5匹はまだ目も開いておらず、風邪もひどかったです。


ひどく衰弱していました

はーたんさんにとって“初めてのミルクからのお世話”でした

 初めてのミルクからのお世話で頑張っていましたが、1匹だけ衰弱がひどく、保護した次の日に虹の橋を渡ってしまいました。残った4匹はその子の分までしっかりミルクを飲んでくれて、元気に成長してくれました。

advertisement

虹の橋を渡ったきょうだいの分までしっかりミルクを飲み……

―― 4匹の現在の様子を教えてください

はーたんさん:今まで病気もなく、きょうだいゲンカしながら仲良く暮らしています。わが家にはこの子たちのあと保護猫が増え、今では12匹の大所帯ですが、全員が仲良くしてくれています。


顔つきがはっきりしてきました!

きょうだい仲良くスヤァ

4匹でこちらをジーッ……

見事な縦列寝!

―― 最後に、保護動物に対する思いを聞かせてください

はーたんさん:もともと保護活動のボランティアをしていましたが、あらためて保護猫のことをしっかり考えるようになりました。保護するだけでなく、野良猫や地域猫の避妊去勢手術がとても大切だと思うようになりました。

(了)

advertisement

 命は非常に儚く、そして強いものであることが伝わるエピソードでした。失ってしまったきょうだいの分を生きるように、大きく成長した4匹の姿に胸があたたまります。

 大家族となったはーたんさん宅の日々を想像するだけで、不思議と目尻が下がりますね。12匹がこれからもはーたんさんのもとで健やかに、そして末永く暮らしていくことを願います。


はーたんさん、ありがとうございました!

 ねとらぼ生物部では、引き続き「保護動物のエピソード&お写真」を募集しています! 犬猫、小動物、爬虫類など、動物のジャンルは問いません。アンケート内容とお写真は部内で審査の上、記事で紹介する可能性があります。

お待ちしています!

 愛する家族との出会いのエピソードや、クスッと笑ってしまうかわいいお写真など、お気軽に【こちら】までお寄せください。皆さまからのご応募、お待ちしています。

  • 「あの謎を調べて!」応募フォームはこちら
  • 「ペットロスとの寄り添い方」応募フォームはこちら

advertisement

オススメ記事

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  2. 「どうやったら今の顔に???」 “顔面国宝級”と呼ばれる美容外科医が“整形前”の姿公開し衝撃広がる 「どんな人でも変われる」とメッセージ
  3. 5年前坊主にした女性が、髪を伸ばす様子を撮影し続けたら…… とんでもないタイムラプスに「髪の毛が違うとこんなに表情も違って見えるなんて」【海外】
  4. 「全く面影がない」 浜崎あゆみ、46歳でのライブリハ姿が驚き呼ぶ……雰囲気変わった“若返り”ショットに「えっ本人?」
  5. マクドナルド、“日本人しか読めない文章”に注目 「普通に読める」「ほとんど入れ替えてあるのに……」
  6. 「これは悲劇」 ヤマザキ“パンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実 投稿者にその後を聞いた
  7. 「これは惚れ直す」 高橋克典、妻の爆速“8分弁当”がおいしそう 「味がありますね」弁当箱に注目する人も
  8. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた
  9. ダルビッシュ有、前妻&現妻との子どもが全員集合! 7人そろった“光景”に感無量「本当に幸せ」「一生の宝物です」
  10. 30万で買ったゴムボートで釣りに出てみたら、岸からたった5分で…… “異世界”との遭遇に「腹抱えて笑ってしまいました」「ガチの異変が」