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悪質なサポート詐欺の事例がTwitterで拡散 ブラウザを全画面化し「PCがスパイウェアにロックされた」と見せかける手口(1/2 ページ)

Ctrl+Alt+Delから再起動するか、タスクマネージャーを起動してブラウザを停止しましょう。

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 「PCがスパイウェアに乗っ取られた」などと虚偽の表示をして、偽のコールセンターへ誘導し無用なサポート料金を要求――「サポート詐欺」の事例について、Twitterで注意が呼びかけられています。

マイクロソフトのサポートを装って電話をかけさせ、サポート料金と称して送金を求める手口

 話題のきっかけは、Twitterユーザーの赤木真紅朗(@shin_akagi)さんのお母さん。ブラウザに突然「セキュリティ上の理由と安全のため、このPCへのアクセスはブロックされています」と表示され、「日本マイクロソフト」を称するフリーダイヤルに電話するよう求められたといいます。どうやら典型的なサポート詐欺の画面が、不正広告としてブラウザに現れたようです。

フリーダイヤルと称しているのに番号は050

 PCの画面は警告で埋まり、何度ウィンドウを閉じても元に戻ってしまうとのこと。相談を受けた赤木さんが代わりに調べたところ、ブラウザを強制的に全画面化し、PCがロックされたように見せかける仕掛けと分かりました。なお、Ctrl+Alt+Delでメニューを開き、再起動をかけることで、PCは無事に平常へ戻ったそうです。

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 なお、マイクロソフトはこうした事例について、「ユーザーから求められない限り、一方的に連絡して技術サポートを提供することは“決して”ありません」と明言。「電話がかかってきたり、PCにポップアップが表示された場合、それは詐欺です」として、通報用のページを案内しています。

 この一件を赤木さんがTwitterで周知したところ、「最近この手の相談が増えている」「やり口が悪質で引っかかりやすそう」などと話題に。「警告音の圧に負けて電話をかけてしまい、つたない日本語で説明を受けたあたりで違和感に気付いて逃げることができた」といった体験談も寄せられています。

 また、リプライでは再起動以外の対処法も提案されています。たいていのブラウザはF11で全画面化を解除できますし、Windows+Tabからタスクを切り替えてもいいですし、Ctrl+Shift+ESCでタスクマネージャーを起動し、ブラウザを停止するのもアリです。未保存のファイルなどがある場合はこれらの方法を試し、保存してから再起動するとよいでしょう。

画像提供:赤木真紅朗(@shin_akagi)さん

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