元野良犬と元野犬のDNA検査をしてみたら……驚きの犬種が! 結果に「面白くて納得」「遺伝子すごいですね」の声(1/2 ページ)
どんな犬種でもかわいい愛犬です。
2匹の愛犬のDNA検査をしてみたら、驚きの結果だった……という体験がYouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で35万回再生を突破しています。
こちらのお宅には元野良犬の「むぎ」くん(2006年生まれ)と元野犬の「タナ」ちゃん(2022年生まれ)が暮らしています。むぎくんは「シベリアンハスキーの血が入っている?」と聞かれることが多いワンちゃん。過去にもDNA検査を受けようとしましたが、「和犬の雑種は細かい犬種が出ない」という話を聞き、断念していました。
一方、タナちゃんは洋犬の血が濃そうな外見。精度の高い結果が得られるのでは、と判断し、以前とは違う会社で2匹とも検査を受けることにしました。
飼い主さんが検査キットの注意書きを確認していると、のぞき込んでくるタナちゃん。こちらの会社は海外で鑑定を行うため、和犬のデータが乏しく検出できないケースもあるそうです。
DNA検査に必要なのはワンちゃんの唾液。長い綿棒のようなものを頬の奥に差し込み、採取していきます。
タナちゃんが終わったら、むぎくんの番。近くでタナちゃんが様子を見守ります。2匹がいい子だったので検査はスムーズに終了。ごほうびにオヤツをもらえました。お利口さんでしたね!
それから数カ月後、ついに報告が届いたので結果を読み上げます。タナちゃんのDNAで一番強い犬種は……柴犬(33.17%)! 尻尾の巻き具合から「和犬の血が入っているかも」と思っていた飼い主さんですが、柴犬が強いことに驚きました。
2番目以降はスピッツ(13.28%)、シェルティ(シェットランドシープドッグ/12.51%)、秋田犬(11.88%)という結果に。柴犬の頑固さ・警戒心・気の強さ、スピッツの好奇心旺盛なところ、シェルティの毛並み、子犬のころの秋田犬っぽいコロコロ感など、どれも納得の結果とのことです。
続いてむぎくんの鑑定結果へ。むぎくんのDNAで一番強い犬種は……四国犬(27.17%)でした! 2番目以降は柴犬(14.35%)、チャウチャウ(13.22%)、チベタンマスティフ(12.6%)、秋田犬(10.48%)。若干「そうなの?」と思う犬種も混ざっていますが、両親ともに雑種だといろいろ出てくるらしいとのことです。
飼い主さんはむぎくんを引き取った動物愛護団体から「四国犬の血が入っていると思う」と言われたことがあったそうですが、外見はにているけれど性格が当てはまらないのでは、と思っていたとのこと。改めて調べてみると、オオカミに近い外見、筋肉質な体、足場の悪い急斜面が得意など、当てはまることがたくさんあったそうです。
2匹の結果を見比べてみると、和犬の血はむぎくんが約60%、タナちゃんが約70%。洋犬っぽい外見のタナちゃんの方が和犬の割合が高い結果に驚きです。愛犬たちのルーツをのぞくことができて、興味深いですね。
2匹に共通した犬種は柴犬、スピッツ、秋田犬。顔がにてきたといわれるのはこういう点からなのかもしれません。驚いたけれど納得の結果だという飼い主さん。「むぎくんが元気なうちに鑑定できてよかった、DNAの鑑定結果が出ても2匹への思いは今までと変わらない」と結んでいます。
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