内村光良の7年ぶり監督作品「夏空ダンス」、6月30日から九州で2週間限定公開　初の故郷描いた内容に（1/2 ページ）

　お笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さんが監督を務める最新作、短編映画「夏空ダンス」が6月30日から九州で2週間限定公開されます。合わせてポスタービジュアルと特報映像が発表されました。

　内村さんは映画監督として、これまでに長編映画「ピーナッツ」（2006年）と「ボクたちの交換日記」（2013年）、「金メダル男」（2016年）の3本を制作。第4作目となる「夏空ダンス」は、自然災害の爪痕が今も残っている故郷の熊本県「人吉・球磨地域」を舞台に、人吉で生まれたダンサー志望の主人公が未来へ向かって進んでいく姿を通して、復興の途上にある故郷の姿を描く作品です。

　ダンスで夢をかなえたいと願う主人公の川辺夏子を演じるのは、ダンサーの島雄こなつさん。内村さんが司会を務めるレギュラー番組「世界の果てまでイッテQ！」（日本テレビ系）のダンス部企画で、神奈川のダンスチームのメンバーとして活動しており、そのきらめきと才能に内村さんは「ある意味、一目惚れ」したとのことです。

　共演者として俳優の倉島颯良さん、吉川康太さんが出演する他、飯尾和樹さん、長谷川朝晴さん、原慎一さん、映美くららさん、北村一輝さん、ムロツヨシさん、松重豊さんなど、内村監督作品ならではの豪華なキャストが集結。また、内村さんも主人公の父親役として出演します。

　同作のポスタービジュアルは、青い空と水の手橋を背景に踊る12人の高校生の姿を収めたもの。特報映像には夏子のソロダンスをはじめとした躍動的な振り付けの踊りと、人吉・球磨の人たちの笑顔が映っており、“変わりゆく故郷の姿を主人公たちの希望に満ちたダンスと一緒に伝え、残していきたい”という内村さんの思いが込められています。

　同作は、九州地方で2週間にわたり限定公開。イオンシネマ熊本とイオンシネマ福岡、イオンシネマ戸畑、イオンシネマ筑紫野、イオンシネマ大野城、イオンシネマ佐賀大和で上映されます。

　初めて故郷を舞台とした同作に、“復興が続く人吉・球磨の姿を自分がきちんと残していかなくては”との思いを込めた内村さん。「熊本豪雨から2年後の街の、ありのままの景色を映像として残せたのもよかったかなと思っています」「47分の青春映画。たくさんの方に観て頂きたいです。よろしくお願いします」と撮影を振り返りつつ、思いをコメントしています。

内村光良監督コメント

　私の故郷人吉・球磨の街を舞台に、ダンスに夢や想いを賭ける女子高生達の物語です。熊本豪雨から2年後の街の、ありのままの景色を映像として残せたのもよかったかなと思っています。47分の青春映画。たくさんの方に観て頂きたいです。よろしくお願いします。

　内村光良

(C)2023「夏空ダンス」製作委員会