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事故に遭い回収寸前で保護されるも“安楽死”を告げられた野良猫…… 命をつないだ強制給餌が家猫になった今や特技に!?

お顔も優しくなりました。

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 交通事故に遭い大けがしていたところを助けられた猫ちゃんの動画がInstagramに投稿され、話題を集めています。投稿は記事執筆時点で24万回以上再生され、1万4000件を超える“いいね”を獲得。

 話題となっているのは、元野良猫の「たま」ちゃんです。5年前に交通事故に遭い、瀕死のところを救出され投稿者(tamtam)さんの家の猫として迎えられました。投稿者さんは以前、8年間野犬だったシニア犬を保護し、その犬が少しずつ心を開いてくれる様子が話題となりました(関連記事)。

交通事故で大けがをしていました

 野良猫だったたまちゃんが、交通事故に遭って大けがをしたその日。動くことができず道路に投げ出されていたところに、回収業者が向かっていました。回収される寸前のところで保護したのは、投稿者さんのお姉さんです。まだ……生きているんだから!! すぐに連れて行った動物病院で告げられたのは「安楽死」。それほど、たまちゃんの状態はひどかったのです。

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回収されそうなところを保護

 「助けたのは間違いだったのか?」と、泣きながら相談してくれたお姉さんのところに様子を見に行った投稿者さん。ダンボール箱の中にうずくまっているたまちゃんを覗いてみると……たまちゃんはふらつきながら箱から飛び出してきました。その時に「ここで死ぬ子じゃない」と感じた投稿者さんは、助かる可能性を信じて自分でお世話することに決めました。

嫌われながらもお世話を続けました
自力でごはんを食べることができません

 自力で食事がとれないたまちゃんに、シリンジで栄養を与え……なんとか一命をとりとめました。少しずつ体力を回復していくたまちゃんは、同時に抵抗する力も増していきます。気づけばシリンジ1本の流動食を流すのに1時間かかってしまうことも。必死に抵抗するその姿に、「苦しみを長引かせているのなら助けない方が良かったんじゃないか?」と思ったことも正直あったそうです。

生きてほしい!

 でも、投稿者さんが食事をあげることをやめると、たまちゃんは確実に死へ向かうことになります。悩み苦しむ投稿者さんを救ったのは、子どもたちの「たまちゃん、かわいいね」という言葉でした。何気ないその一言で心がすっと軽くなり、たまちゃんと前向きに取り組むことができたのだそうです。愛を込めた強制給餌は続きました。

強制給餌を続けました
今では……

 長い時間をかけてやっと回復したたまちゃんは、そのまま投稿者さんのお家の猫に。命をつなぐために強制給餌をしていたときの癖なのでしょうか? 今でも、顔の前に手をかざすと「ごはんがもらえる!」とばかりにお顔をつっこんでくる面白い特技が身につきました! もう自力で食べられるのに……かわいいですね。保護当初は表情のないたまちゃんでしたが、今ではいろんなお顔を見せてくれるそうです!

「ごはんがもらえる!」と思って顔を入れてきます
変な特技って言われるけど……

 動画には「我が家にも事故にあった子がいます」「我が家の猫も交通事故で腰をやられ、安楽死と言われましたが、どうにか歩けるまでなって……」「3月中旬に保護したメス猫が本当にまさに今ココ状態……」など、動物の命と真剣に向き合って頑張っている人たちからのメッセージが寄せられています。

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とっても幸せです

 野良猫達の生活する外の環境の過酷さ、そして全国で行われているTNR、地域猫活動の大切さを知ってほしいと願う投稿者さん。YouTubeチャンネル「tamtam【本当にあった保護犬猫の物語】」とInstagram(@tamasisters)、ブログ「たまさんちのホゴイヌホゴネコ」にて、一緒に暮らす元保護ワンコと猫ちゃんたちとの暮らしや、保護情報を発信中です。

 また、「ねこのきもち」「いぬのきもち」のWEB MAGAZINEでは、日常を描くイラストエッセイを連載中。単行本「たまさんちのホゴイヌ」も販売されています。

【飼育崩壊】人間嫌いの犬VS犬が好きでたまらない人間の行く末は…【by tamtam【本当にあった保護犬猫の物語】】

画像提供:tamtam(@tamasisters)さん

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