リクルート、オンライン就活セミナーでのサクラ行為について謝罪　社員が学生装い質問（1/2 ページ）

　リクルートは、同社社員が就活セミナーで「サクラ」行為を行っていたとする報道を受け、学生に対して不適切な行為と発言があったとして謝罪しました。

　同社の学生向けオンライン就活セミナーで、同社社員が学生を装って質問する行為を繰り返していた、と6月4日に朝日新聞などが報じました。大学生を「動物園」と呼ぶ行為もあったとされています。

　リクルートが社内調査を行った結果、セミナーの質疑応答コーナーで、一部社員が学生を装って質問していたことや、学生に不適切な発言を行っていたことが分かったとしています。

　当該の行動について、オンラインセミナーで学生が質問しづらい雰囲気になりがちだったことから、「質問しやすい雰囲気作りのきっかけとして、過去の代表的な質問をその場に投げかけていた」と同社は説明。例として「オンラインのイベントは出入り自由ですか？」「イベントには私服で参加しても良いですか？」 といった質問をしていたと述べています。

　「弊社社員が、質疑応答の際に、参加学生を装い質問を投げかけていた行為や、『サクラ』などの不適切な表現を用いていたことについて、不誠実な行為であったと大変厳しく受け止めております」と同社はコメントし、再発防止に注力するとしています。