東京ディズニーリゾートが「ファストパス」廃止　アトラクションの待ち時間を短縮できる無償の「プライオリティパス」を期間限定導入（1/2 ページ）

　東京ディズニーリゾートは6月7日、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの一部アトラクションを短い待ち時間で利用できる無償の「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」の導入を期間限定で行うことを発表しました。同サービスは夏季の導入に向けて準備を進めており、導入日などの詳細は後日公式サイトで発表予定です。

　「東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパス」は、パーク入園後に東京ディズニーリゾート・アプリから体験したい対象施設を選択して取得することで、アトラクションを通常のスタンバイ時間より短い待ち時間で利用できるサービス。利用者は、決められた時間に専用レーンから入場し、施設を体験できます。

　対象のアトラクションは、東京ディズニーランドの「スター・ツアーズ：ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」「スペース・マウンテン」「バズ・ライトイヤーのアストロブラスター」「ビッグサンダー・マウンテン」「プーさんのハニーハント」「ホーンテッドマンション」「モンスターズ・インク“ライド＆ゴーシーク！”」、東京ディズニーシーの「アクアトピア」「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー：クリスタルスカルの魔宮」「海底2万マイル」「タートル・トーク」「ニモ&フレンズ・シーライダー」「マジックランプシアター」「レイジングスピリッツ」の14種類です。

　オリエンタルランドが「パーク体験の選択の幅が広がるこのサービスをご利用いただくことで、他の体験に費やせる時間が生まれ、祝祭感あふれるパークでの滞在を思う存分お楽しみいただけます」とする同サービス。詳細は発表されていないものの、COVID-19（新型コロナウイルス感染症）の感染拡大の影響で休園する2020年2月29日まで行われ、2023年6月7日に廃止が発表された「ディズニー・ファストパス」に近いサービスだと考えられます。

　なお、オリエンタルランドは「ディズニー・ファストパス」休止中の2022年5月19日に、1人1500円からの料金でアトラクションやパレード、ショーを優先的に体験できる有料サービス「ディズニー・プレミアアクセス」を導入。無償でアトラクションを短い待ち時間で体験できるサービスは、コロナ禍以降初となります。