扇風機大好き少年の夢をかなえるために→「ねこ型扇風機」のクラファンが話題 デザインは兄、鳴き声は猫……家族みんなで形に
ボタンを押すと愛猫の声が流れます。
扇風機が大好きな少年の夢を形にした「ねこ型扇風機」が、クラウドファンディングサイト「Makuake」で人気になっています。目標金額の300万円を突破し、6月8日現在485万円余りを集めています。
注目を集めているのは扇風機が大好きな少年「涼介」くん。家族&4匹の猫ちゃんと暮らす自宅には、なんと100台の扇風機を所有しています。
そんな涼介くんが夢を語ったのはテレビ番組「ノブナカなんなん?」でインタビューされたとき。扇風機の上が猫の耳になっていて、「強」のボタンは猫の顔の形、「弱」のボタンは猫の肉球の形、押すと「にゃ~ん」と鳴く扇風機を作りたいと話してくれたのです。
それを聞いてラブコールを送ったのが、今回クラウドファンディングを展開している会社・パートナーズさん。母親のなみそ(@omochi_nam01)さんの了承を得てプロジェクトがスタートしました。
最初に行われたのは、なみそ家総出のアイデア会議。涼介くんの夢をどんな形で実現するかを家族みんなで話し合い、猫の肉球がボタンになっている、手をあげたポーズが採用されました。
デザインを担当したのは涼介くんの兄である「NEKO KEN」くん。母・なみそさんのツイートで有名になり、小学生ながら個展なども開催している切り絵アーティストです。
NEKO KENくんが今回のプロジェクトのために描き下ろしてくれたのは、白とブルーの配色で涼しげな表情、コロンとしたフォルムがかわいい猫さん。なみそさんのTwitterでコンテストを実施し、名前は「すずまる」に決まりました。
完成した扇風機は、おなかの真ん中にファンを搭載した、ぽてっと丸いフォルム。ボタンは本物みたいにプニプニの肉球デザインになっています。
肉球に刻まれているのは風量の強弱を表す刻印。こちらには涼介くんのイラストが使われています。青いボタンと押すと流れる「にゃーん」という鳴き声は、なみそ家の猫ちゃんたちの声。兄弟だけでなく、猫ちゃんも協力した扇風機となりました。
本体サイズは高さ190ミリ、横幅190ミリ、奥行70ミリで、単3アルカリ電池3個(別売)を使用します。プロジェクトのリターンは扇風機1台+お手紙が送られてくる4950円のコースのみ(他のコースは受付終了です)。期間は7月18日までとなっています。
なみそ家の猫ちゃんたちは、ねとらぼ生物部でもおなじみ。息子さんのパジャマの上を陣取った姿が「朝からエモい」と話題になったこともあります(関連記事)。
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