日清“子ども向けうどん”2商品に「パッケージが似ているのにアレルギー原料が違ってわかりにくい」の声　今後の対応を聞いた（1/2 ページ）

　日清食品が販売する子ども向け食品「アンパンマンおうどん やさしいおだし」2種（カップめん／袋めん）について、両者は含まれる食物アレルギーの数が異なるものの、パッケージの表示が似ていて分かりにくいとの声がSNSで上がっています。ねとらぼ編集部は、今後の対応などについて日清食品に取材しました。

　SNS上で指摘されているのは、「アンパンマンおうどん やさしいおだし」「アンパンマンおうどん やさしいおだし 3食入り」の2商品。2つは同名の商品ですが、カップ入りと袋入りで形態が違い、原材料に「小麦」「乳成分」「大豆」を、袋めんの方には加えて「卵」の食物アレルギーを含んでいます。いずれもアレルギー表示が義務付けられているものです（参考）。

　双方とも商品パッケージにアレルギー表示はあるものの、どちらも緑色の背景に、白色の字体でアレルギーを表記する似たデザイン（パッケージ前面）を採用しているため、“片方に卵が含まれている”違いに気が付きにくいとの声が上がっていました。

　日清は、ねとらぼ編集部の取材に対し、「SNS上でのご指摘について、お客さまにはご不便やご心配をおかけしておりますこと、誠に申し訳ございません」と回答。

　袋めんの方に含まれる「卵」は、製造ラインに関する制約から排除することができないという理由から、2023年2月に同商品のパッケージデザインを変更。商品パッケージ側面のアレルギー表示欄の下に赤字で、「※カップタイプの『アンパンマンおうどんやさしいおだし』と異なり、『卵』アレルゲンを含みますのでご注意ください」と記載を加えたといいます。

　寄せられた声について日清は真摯に受け止めるとし、今後店頭での注意喚起や、パッケージデザインのさらなる変更なども含めた対策を実施していくとのことです。