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倍率62倍! 夏の風物詩「心霊タクシーツアー」が今年も開催、三和交通に聞く異色ツアーの裏側(2/7 ページ)

この記事を作っている最中、ちょっとした怖いできごとがいくつか起きました。画像を編集しようとするとソフトが何度もフリーズしたり、挙動がおかしくなったり……。

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2022年のティーザー画像

――心霊タクシーツアーを提案したのはどなたでしょうか。

三和交通 弊社の代表取締役の吉川(永一)です。

――社長さんみずからの提案だったんですね。経緯もお聞かせいただければと思います。

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三和交通 吉川がタクシーでのツアーを企画したきっかけというのが、さまざまなツアーや観光情報などを調べるうち、それらのなかでタクシーでのツアーが当時まったく見当たらなかったことにある、というんです。

 そこでタクシーを使ってのいろいろなツアーをやろう、となりまして。その一環で吉川が「心霊スポットを回ったらインパクトがあるだろうし、お客様にもメディアにも受けるんじゃないか」と考え、提案を出したのがきっかけです。

――心霊スポットを巡るツアーということで、当時の社内ではどのような反応があったのでしょうか。

三和交通 反対意見が非常に多かったようです。役員からは「弊社とタクシー業界のイメージダウンにつながるのではないか」、社員からは「怖いから行きたくない」というものなど、肯定的な意見のほうが少なかったといいます。

 そこで吉川が「この企画は絶対に受ける。おもしろい企画をやれば知名度が上がる、それがタクシー業界のイメージ向上や若手人材確保の促進につながる」などと必死に説得しまして、なんとか実現した形です。

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心霊タクシーツアー中の写真。電話ボックスに大量の指紋と顔が浮かび上がっています

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