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刈払機での作業中に起こる事故を国民生活センターが注意喚起 回転刃が杭や石に当たって起きる「キックバック」に注意(1/2 ページ)

事故の再現動画にヒヤリ。

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 国民生活センターは、夏場に使用機会が増える刈払機(草刈機)による事故について、主な事故状況を再現した動画とともに注意を呼びかけています。

 園芸工具として広く一般にも普及している刈払機ですが、回転刃が杭や石などに当たると危険だとして、「事故防止のため、保護具を着用し、周囲の状況に注意しましょう」と公式Twitterで発信しています。

 動画では、回転する刃が障害物と接触し、刃の回転方向の反対側へ強く跳ね返される「キックバック現象」を再現。思った以上に勢いがあり、近くにいた人(※動画では人形)に刃が当たってしまっています。

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回転刃が樹木や地面に接触すると……(画像は国民生活センター公式Twitterより)
強く跳ね返され、近くに人がいると事故に

 また回転刃に触れた石などが飛散し、作業者や周囲にいた人に当たることも。再現動画では、石の飛散距離が約67メートルと、かなり離れた場所まで飛んでいく様子が確認できます。

飛散物による事故にも注意

 作業者は、短時間の作業であっても長袖・長ズボンを着用し、フェースシールドなどの保護具を必ず装着することが重要。また事前の機器の点検や、作業中は周囲に人がいないことを確認するのはもちろん、刈払機の危険性を十分に認識し、取扱説明書に従って正しく使用しましょう。

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