Twitterの青い鳥ロゴはどのように作られたか デザイナーが美学を明かすツイートに注目集まる(1/2 ページ)
小さくても見やすいロゴを目指してデザインされました。
Twitterが突然「X」にブランド変更され、ロゴも変わったことが世間を騒がせています。そんな中、旧ロゴのデザインチームメンバーが青い鳥のロゴについてデザインの経緯を明かすツイートを投稿し、約16万4000件もの“いいね”が寄せられるほど注目を集めています。
Twitterのロゴをデザインするチームメンバーだったマーティン・グラッサー(@martingrasser)さんが、ロゴ制作の経緯を投稿しました。青い鳥のロゴデザインは2012年に作られたもので、アルファベットの“e”のように小さいサイズでも読みやすく、シンプルでバランスのとれたものを目指して作られたといいます。
デザインについての指示は「新しい鳥のロゴを作りたい」というだけで、具体的なものはなく、AppleやNikeのロゴと同じくらい良いものを目指すという要望があったそうです。当時CEOだったジャック・ドーシーさんはシンプルなロゴを求めていたといいます。
鳥のスケッチで試行錯誤が繰り返され、やがて鳥のふっくらしたお腹の形状が注目されます。円を使うことで、鳥の形とシンプルなロゴを表現する基盤が完成します。マーティンさんは「すべての細部を完璧にするために時間を費やしました」と当時のことを語り、円の位置を微妙に変更する試行錯誤の様子を公開しています。よく見比べないとそれぞれのロゴがどう違うのかほとんど分からないように見えますが、非常に細かいところまで配慮しているようです。
ようやく完成したロゴは2012年5月に公開され、11年間にわたり使い続けられました。ここまで作り込まれたロゴが変更されてしまうのは寂しい気持ちにもなります。
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