ビッグモーター店舗に除草剤？　除草指導は「10年前くらい」新社長説明も……見つかったのは6月　郡山市が調査（1/2 ページ）

　Google マップの「ストリートビュー」機能で、福島県郡山市にある「ビッグモーター郡山店」の前に除草剤とみられるものが映っていたことが、SNS上で指摘されています。店舗前の道路を管理する郡山市は、指摘を受けて聞き取り調査を実施したとしています。

　Twitter上では7月下旬、群馬県太田市にあるビッグモーター店舗前の街路樹が、除草剤の散布によって枯れたとして、地元警察署が注意喚起の看板を掲出していたという投稿が拡散。こうした事象は各地のビッグモーター店舗前の街路樹で確認され、調査に乗り出す自治体も相次いでいます。

　25日の記者会見では、和泉伸二専務取締役（現社長）が環境整備のため店舗前の歩道を含めた除草を行っていたとしつつ、「かれこれ10年くらい前の話だと思いますけど、現時点でそういった指導はしていません」と説明していました。

　そうした中、同日にはGoogle マップのストリートビューに映ったビッグモーター郡山店の様子がTwitter上で話題に。店舗前の歩道を拡大すると、オレンジ色の除草剤とみられるものが置かれているのが分かります。この様子が撮影されたのは6月。和泉新社長の説明とは矛盾が生じるのではないかとして、波紋が広がりました。

　ねとらぼ編集部が27日、店舗前の街路樹を管理する郡山市建設部道路維持課に取材すると、ビッグモーターによる記者会見が行われた7月25日時点で、「Google マップに除草剤が映り込んでいる」という指摘が寄せられていたといいます。市は26日に歩道のある「近隣店舗」に、除草剤の使い方などについて聞き取り調査を実施。「近隣店舗」からは「敷地内だけに（除草剤を）まいている」と説明を受け、市は「街路樹や道路にはまかないように」と伝えたとしました。現在までに、街路樹が枯れるなどの異変はみられていないとのことです。

　今回の問題について、ねとらぼ編集部はビッグモーターにも問い合わせましたが、期日までに回答は得られませんでした。