ビッグモーター、除草剤使用を認め謝罪　経営陣からの指示については言及なし（1/2 ページ）

　中古車買取大手のビッグモーターが、SNS上で指摘されていた店舗周辺の街路樹や植え込みへの除草剤使用を認め謝罪しました。

　ビッグモーターは、7月25日に行った記者会見にて街路樹が枯れるような除草はしていないと否認。一連の騒動を受けて辞任した兼重前社長は「除草はやりますので、それでなったのか…（街路樹を）枯らすようなことはふつうやりませんよね？見栄えも悪いですし。除草をして整えることはしますけど、なんなんでしょうね、報道というのは」と発言していました（関連記事）。

　その後、SNSではGoogle マップの「ストリートビュー」機能で、除草剤とみられるものが映り込んだ画像が発見され拡散される事態に（関連記事）。ねとらぼ編集部でもビッグモーターに問い合わせましたが、回答は得られていませんでした。

　そんな中、ビッグモーターは7月28日、公式サイトで謝罪文を発表。「現在、当社の店舗周辺の街路樹や植え込みが枯れている等の多くのご指摘をいただいております。ご指摘を受け当社で調査したところ、当社の複数店舗におきまして、過去に店舗で清掃活動の際に使用した除草剤等による影響により、街路樹や植え込みが枯れた可能性が高いことが判明いたしました」と疑惑を認め、「お客様をはじめとする関係者のみなさまにご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、改めてお詫び申し上げます」と謝罪しました。

　今後の方針としては「除草剤等による影響で枯れた可能性の高い街路樹や植え込みにつきましては、今後、行政のご指導をいただきながら、外部専門家にも相談のうえ、土壌の入れ替えや植樹など、当社として原状回復に向けた手続きを行ってまいります」としています。

　なお、25日の会見で兼重前社長が「全くない。現場で判断してやっている」と否定した経営陣からの除草指示についての言及はありませんでした。