渋谷TSUTAYAが全面改修で「VHS消滅?」「VHSが心配」と不安の声 今後の展開を聞いた(1/2 ページ)
2024年春のリニューアル後、貴重なVHSはどう扱われるのか聞きました。
TSUTAYAが8月10日、旗艦店「SHIBUYA TSUTAYA」の大規模なリニューアルを発表しました。その中に、店頭でのレンタル業務を終了するともとれる文言があることから、貴重なビデオテープ(VHS)のライブラリーは今後どのように取り扱われるのかと、不安の声がネットで上がっています。
SHIBUYA TSUTAYAは1999年12月に開業し、渋谷のランドマークとして多くの利用客でにぎわっています。今後、2023年10月31日から全フロアで改装工事を開始。2024年春には「好きなもので、世界をつくれ。」をテーマにリニューアルするとのことです。
発表のなかで不安視されているのが、「これまでレンタルサービスとして提供をしていた貴重な映像作品(VHSを除く)や、サブスクリプションサービスでは未配信の音楽作品は、2024年春にネット宅配レンタルサービス『TSUTAYA DISCAS』にて、レンタル可能になる予定です」の一文。仮に「店頭でのレンタルは終了」の意味だとしても、CDとDVDはTSUTAYA DISCASで借りられそうですが、「VHSを除く」とただし書きがある以上、ビデオテープの今後については不確かです。
同店は2020年のリニューアルで、約6000タイトルのビデオテープをそろえた「渋谷フィルムコレクション」コーナーを開設し、映画ファンを沸かせました(関連記事)。DVD化されていない、入手困難な作品も多数収蔵しているだけに、今回の発表は「国内最大級のビデオアーカイブがまるっと消滅してしまうのか」「全面リニューアルは『VHS最後の砦』の陥落を意味するのでしょうか」などと、不安の声を呼んでいます。
ねとらぼ編集部がTSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブの広報担当者に取材したところ、「VHS作品の取り扱いについては、社内で活用方法を検討しております」と回答がありました。リニューアルの詳細については、「決定次第順次発表して参りますので、各サービスに関するご質問に関しては回答を差し控えさせていただきます」とのことで、今後の発表が待たれます。
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