網に引っ掛かった子ギツネを救助、1カ月後……　ケガが回復し元気になった姿に「助けてくれてありがとう！」と感謝の声集まる【英】（1/2 ページ）

　英の非営利動物保護団体「Wildlife Aid Foundation」が、網に引っ掛かってしまった子ギツネを保護。その様子がYouTubeで公開されました。動画は記事執筆時点で45万3000再生を突破。コメント欄には「とても尊い。子ギツネが健康になるまで看病してくれた人々に感謝」や「美しい子ギツネを助けてくれてありがとう！」などの声が寄せられました。

　撮影された場所は英サリー州。緑の網に前足が絡まってしまった子ギツネを、「Wildlife Aid Foundation」のSimon（サイモン）さんが助けようとしています。

　子ギツネは気が強く、助けようとするサイモンさんの手に何度もかみつこうとします。しかしサイモンさんはこれまでたくさんの野生動物を助けてきた人物です。「悪い子だなあ」「怒らないでよ。痛くないからね」と話しかけながら手際よくどんどん網を切り離していきます。

　網がきつく絡まっていた左前足がよくない方向へ曲がっていたため、サイモンさんは「どうなっているのかしっかりとチェックしなければいけない」と言います。動物病院で検査した結果、幸いにも骨に異常はなく、網が止血帯の役割を果たしていたため傷も残りませんでした。ただ、左前足が冷たくて反応がないことは懸念すべき点で、回復するために努力が必要とのことでした。

　そして子ギツネが治療を受けて1カ月がたちました。まるまるとしていた顔も体もシュッとした大人へと成長し、左前足も問題なく回復しました。子ギツネは半年後に「Wildlife Aid Foundation」を出て、第二の人生を送ることになるそうです。今度はケガもなく事故にもあわず元気に過ごしてほしいですね。