外国人の友だちとスシローに行ったところ…… まさかの結果を描いた漫画が人気 スシロー公式もリポスト(1/2 ページ)
作者は日本で誰もが行くような飲食店へひと通り連れて行きましたが……。
外国人の友だちが日本で気に入った飲食店とは。あるお店をヘビーローテーションした出来事を描いた漫画がX(旧Twitter)で4万件の「いいね」を獲得、公式アカウントも反応するなど大きな反響がありました。
オカリナ講師のジャスティン(@Justin_ocarina)さん(以下、ジャスティンさん)が、海外の友だちを日本の飲食店に連れてきました。滞在1日目は回転寿司の「スシロー」。
ジャスティンさんが2日目に行きたい飲食店をたずねると、友だちは「スシロー」と答えました。3日目に「今日は?」と聞くと「スシロー」、さらに4日目にも友だちは「スシロー」と答えます。よほど気に入ったのでしょうか。
そして5日目。ジャスティンさんが「スシローでしょ?」とたずねると「うん」と答える友だち。結局、外国から日本にやってきた友だちと一緒に、1週間で5回も「スシロー」に行ったジャスティンさんなのでした。
漫画には「スシロー美味しいですもんね」「何日もスシローと考えるとサイドメニューにラーメンとかあるのすっごいありがたいなw」「5日連続で行ける安さが魅力よね」「スシローはいいぞ。あまおうプリンとか季節のデザートが」など、「スシロー」というチョイスに納得する声が多数寄せられていました。
また、「日本を楽しんでもらえて何より」「スシロー気に入ってくれて良かった」とおいしく日本で食事ができたことを喜ぶ人も。さらにスシロー公式アカウントが投稿をリポストしていました。
多くの人から注目を集めたジャスティンさんの漫画「スシロー」ですが、友だちが気に入った「寿司ネタ」は何だったのか、「スシロー」以外に飲食店には行ったのか。そして、この大きな反響についてはどう感じているのか、作者本人に尋ねてみました。
スシローのお気に入りメニューは?
――このエピソードを漫画に描こうと思ったきっかけは?
ジャスティンさん 今回の漫画は実は息抜きのつもりでかなり適当に描きました。普段は料理のレシピを漫画にして紹介しているので、今回のスシローの漫画は特に流行りもしないだろうと思っておりました。
――友だちがスシローで気に入ったメニューは何ですか。
ジャスティンさん サーモンバジルチーズ、えびアボカド、こはだ、生ハムモッツァレラだそうです。“There is always something to discover (何度行っても、いつも試してみたい新しいものがある)”と言っていました。
――スシロー以外では、どんな飲食店に行きましたか。
ジャスティンさん 銀座の中村藤吉本店(京都発の宇治茶のお店)に行き、本物の抹茶を飲みました。友人はこちらもスシローと張るほど気に入ったと言っていました。それ以外ではサイゼリヤ、すき家、居酒屋、ラーメン屋など、日本で誰もが行くようなところへひと通り連れて行きました。変化球で猫カフェ、立ち食いうどんなどにも行きました。
――漫画への反響について感じたことを聞かせてください。
ジャスティンさん スシロー公式がリポストしてくださったことや、テレビのお昼のニュースなどでも取り上げていただいたことで、まずその反響の大きさに驚きました。ベルギーの友人本人もとても喜んでいました。親も他の友だちもスシロー公式も喜んでくれて、自分より周りが喜んでいるのを見てうれしくなるという状態でした。人が喜んでいるのを見るのは良い体験でした。
ただ、単に「私の友だちがスシローを気に入った」というだけの話なので誰も傷つかない平和な内容の漫画だと思っていたのですが、他のメディアに取り上げられたときに、ステマ呼ばわりや「日本を何一つわかってないくせにスシローごときでわかった風な口を利くな」といった攻撃的なコメントも多く来て驚きました。
漫画では「スシロー」にしか行っていないようにも見える友だちですが、ジャスティンさんと一緒にめぐったさまざまな日本の飲食店で、特に気に入ったのが「スシロー」だったようです。
読者の反応の中にメニュー展開の多さについて触れたものがありましたが、友だちが語ったスシローが好きな理由の「何度行っても、いつも試してみたい新しいものがある」に当てはまっていました。バラエティ豊かなメニューは、国内外問わず魅力なのかもしれません。
好きなネタがサーモンバジルチーズ、えびアボカド、生ハムモッツァレラ……までは、洋風なのでヨーロッパから来た人が好むのも納得できそうですが、こはだが入っているのがなんとも不思議です。
また、作品に対して攻撃的な声があった理由について、ジャスティンさんはスシロー店舗での迷惑行為を撮影した動画が拡散されたこと(関連記事)が影響しているのではと考えており、スシローが「かなりセンシティブな話題になってしまっているのでは」と感じたとのことです。事件についてさまざまな感情を持つ人もいると思われますが、コメントを投稿する前にいったん冷静になる必要があるのではないでしょうか。
ジャスティンさんはオカリナ講師をするかたわら、簡単でおいしいレシピや海外での出来事をキウイを擬人化した漫画「(((はげしい)))キーウィ」で表現し、Xに投稿しています。
作品提供:(((はげしい)))キーウィ@オカリナ講師のジャスティン(@Justin_ocarina)さん
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