すき家に1000日通った男が無職になるまで 【マナリスさん寄稿】(2/3 ページ)
すき家生活で変わったことは? なぜ無職に? マナリスさんが答えてくれました。
Q:なぜ無職になったんですか?
A:フォローしてくださってる皆さんのおかげ、というより、フォローしてくださってる皆さんのせいで、前の職場でいろいろと事情があり辞めることを決意しました。
内容としては私も納得しており、「この(すき家)生活を続けている限り、この会社では昇進はない」ということを上長に告げられました。
「すき家に通うと会社で出世できないんだ……」
というのは置いといて、メディアでの露出が多くなり、メディアに露出することによって、イベントへの露出が多くなってきました(※すき家通ってるだけなのに)。
当然ですが、すき家に通う活動だけでは生活はできません。そのため、会社を辞めるという選択肢はなかったですし、会社のことが大好きでした。かなり働きやすい会社です。
この会社でならずっと働けると思っていましたが、昇進ができないのは、会社にとって自分が活躍できてないのと一緒だと思いました。
会社側の立場からしたら、忙しい時期も、なにかしらのイベントやメディア出演で残業できなかったり、(接客業だったので)新店がオープンしても、会社よりもSNSを優先したりする人を部長や店長に昇進させるわけにはいきません。すき家に通ってるだけ、と言いましたが、会社のことを思うと至極当然なのではとも思っていました。
今後、新人が入っては自分を追い越して昇進することを考えていくと、自分が恥ずかしい思いをしてしまう未来も感じました。
好きだった会社を辞めるという判断を自分で決めて、このすき家生活で――自分としてはインフルエンサーと思ってはいませんが――インフルエンサービジネスで食べていこうと決意しました。
奇跡的に衣食住の中で食の部分は数年困ることはなさそうです。
このコラムを読んでくださる方の中に、ぜひ案件をご紹介いただける企業さんがいましたら、とても将来に安心感を覚えるのでぜひご連絡いただけるとうれしいです(宣伝)。
Q:無職になって、これからどのような活動をしていきますか?
A:いったんは休憩して、自分がやりたいことをやっていこうと思ってます。とはいえ就職活動はいずれするつもりです。
無職にはなりましたが、「おたくのやどかり」という不動産会社のアンバサダーと、話題になったXの収益化でなんとかしぶとく生きていくことができています。
特に「おたくのやどかり」は実際に部屋を借りる際に利用して、とても良い担当の方に案内されたことをSNSで投稿したらバズってしまい、まさかのアンバサダーに就任することになりました。
このようにフォロワーの皆様が私を話題にしてくださることで、このようなコラムを書かせていただけたり、大企業の案件もいただいたり、最近は人生の中でとても楽しい時期を迎えています。
今後やることについて、あまり大きなことは決まっていないので、とりあえずは「すき家2000日」を目指して、これからも、いつも通り、食べ続けたいと思います。
いつこの生活に終わりが訪れるか分かりませんが、最後まで見届けてもらえたらうれしいです。
はよ終わらんかな。
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