「ボッタクリにも限度ある」 FFイベントで売店の“焼きそば”めぐり騒動 運営謝罪「スタッフが半ばパニックに」(1/2 ページ)
SNS上で批判の声が相次いでいました。
人気ゲーム「ファイナルファンタジーXIV」とコラボしたイベント「ファイナルファンタジーXIV 10th ANNIVERSARY FIREWORKS & MUSIC」に出店した飲食店が、運営ルールを無視して不適切な価格で商品を販売していたとして、イベント実行委員会は23日に公式サイト上で謝罪しました。
「ファイナルファンタジーXIV 10th ANNIVERSARY FIREWORKS & MUSIC」は、同作をテーマにした花火と音楽が楽しめるイベント。8月26日に大阪・花園ラグビー場で開催され、11月3日には千葉・幕張でも開催が予定されています。
大阪で開催されたイベントをめぐっては、売店で具のない焼きそばが1000円前後の価格で販売されていたとして、X(Twitter)で「酷すぎる」「ボッタクリにも限度がある」などと物議をかもしていました。また、現地を訪れていたとみられるユーザーからは、イベント中に価格が値上がりしていた、という報告も聞かれていました。
イベントの実行委員会は9月23日に公式サイト上で「東大阪花園ラグビー場 特設会場ご来場の皆様へ 飲食ブース運営におけるお詫びと今後の対応につきまして」と題した文書を掲載。8月26日のイベントにおいて「当日18時ごろから、それまで、具の入ったやきそばを販売していた店舗が、適切な料金設定をしないまま、具のないやきそばの販売に切り替えて営業を行っていた事実が確認された」と、不適切な販売が行われていたことを認めました。
運営の店側への調査によると、当日の経緯は以下の通りだとしています。
「具材が枯渇したにも関わらず、お客様の行列が続いたことから販売担当スタッフが半ばパニック状態に陥り、当イベントの飲食ブース運営ルールを無視し販売を継続。その際、行列の解消を意図して、具のない焼きそばを当初の価格より値上げして販売を行っておりました。本来であれば閉店すべきところ、出店店舗の管理者が不在であり適切な判断を行えなかったこと、また、運営側の管理が十分行き届いておらず現地での指導がなされなかったことにより、このような事故に至りました」
実行委員会は「大変不快な思いとご迷惑をおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪。また、「事態を厳粛に受け止め、飲食ブースの運営体制を刷新いたします。関東公演の飲食ブース運営においては、お客様ホスピタリティの原点を運営スタッフ一同で見直した上で、過去に大型の音楽フェスティバル等で実績のある企業様に運営協力を依頼し、飲食ブース運営の改善および管理徹底に務めます」と、11月の関東公演に向けて販売体制の改善を進めるとしました。
実行委員会は今回の問題を受け、利用客に対し「お客様対応窓口」を設置しています。
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