FF“焼きそばボッタクリ”騒動に作品P言及 「チェックが足りないんじゃねえの?って言われたんですけど……」(1/2 ページ)
イベント運営会社に改善を要求。
人気ゲーム「ファイナルファンタジーXIV」とコラボしたイベントで、「具なしの焼きそば」が不当に高い価格で販売されていた問題をめぐり、作品のプロデューサーを務めるスクウェア・エニックス取締役の吉田直樹氏は9月24日の「東京ゲームショウ2023」(TGS2023)で問題に言及しました。
8月26日に大阪・花園ラグビー場で行われたイベント「ファイナルファンタジーXIV 10th ANNIVERSARY FIREWORKS & MUSIC」では、売店で具なしの焼きそばが不当に高い値段で売られていたとして、物議をかもしていました。
イベントの実行委員会は9月23日に文書を発表し、不適切な形で焼きそばの販売が行われていたことを認めています。そして店側への調査の結果、以下のような経緯がわかったとしています。
「具材が枯渇したにも関わらず、お客様の行列が続いたことから販売担当スタッフが半ばパニック状態に陥り、当イベントの飲食ブース運営ルールを無視し販売を継続。その際、行列の解消を意図して、具のない焼きそばを当初の価格より値上げして販売を行っておりました。本来であれば閉店すべきところ、出店店舗の管理者が不在であり適切な判断を行えなかったこと、また、運営側の管理が十分行き届いておらず現地での指導がなされなかったことにより、このような事故に至りました」
実行委員会は「大変不快な思いとご迷惑をおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪。また、「事態を厳粛に受け止め、飲食ブースの運営体制を刷新いたします。関東公演の飲食ブース運営においては、お客様ホスピタリティの原点を運営スタッフ一同で見直した上で、過去に大型の音楽フェスティバル等で実績のある企業様に運営協力を依頼し、飲食ブース運営の改善および管理徹底に務めます」と、11月3日に千葉・幕張で行われる関東公演に向けて販売体制の改善を進めるとしました。
吉田氏はイベント運営会社に改善要求
吉田氏は24日に「TGS2023」の会場で行われた「第79回 FFXIVプロデューサーレターLIVE」で、「言おうかどうか迷ったんだけど」と切り出し、今回の「焼きそば問題」に言及。ネット上で騒動が物議をかもした後、「吉田チェックが足りないんじゃねえの?って言われたんですけど」としつつ、「権利を(イベント運営会社に)お貸ししてやってるんですけど、さすがに僕らもX(の投稿)を見た時に、(自分が)ちょうどプレーヤーのみなさんに会いに行っていたすぐ脇であんなことになっているとは思っていなくて」と自身も想定外の出来事だったと振り返りました。
イベント運営会社に対しては「全部改めて調査してください。なんでそういうことが起きたのか。関東でやるときにどういう対策をするつもりなのか。本当に(対策を)徹底してもらわないと、プレーヤーのみんなが残念な気持ちになってしまう。なんとしてもお願いします」と改善を強く求めたといいます。また、被害者向けの問い合わせ窓口も設けるよう伝えたとしました。
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