イスラエル在住の日本人ボディビルダーが無事を報告　研究目的で渡航も「帰国も考えなければいけない」（1/2 ページ）

　イスラエルに留学中のボディービルダー「バズーカ岡田」こと岡田隆さんが10月7日にYouTubeチャンネルを更新。同日に武装勢力から攻撃を受けた周囲の様子を説明するとともに、「私は大丈夫ですし、今のところ安全です」と現状を報告しています。

　報道各社によると10月7日、パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム組織・ハマスがイスラエルを攻撃。イスラエル側の反撃もあり、双方の死者数は8日時点で500人を超え、“戦争状態”にあると報じられています。

　イスラエルの地中海沿岸にある都市・テルアビブ在住の岡田さんは7日昼、「緊急動画　安否確認です」と題した動画を公開。「サイレンと、上空の爆撃音っていうんですかね、で目が覚めました」と早朝の出来事を伝えると、「動画を撮ってるぐらいなので、私は大丈夫ですし、今のところ安全です」と心配の声に応えています。

　「大量に爆弾が一気に飛んできている状態」と周辺の現状も説明。手元のスマートフォンではひっきりなしに警報が鳴っているとも伝えており、「ビルの階段の所に行けとか、テルアビブは90秒行けばどこかに安全な所あるとか聞いたり、今日は家にいた方がいいぞとか。そういった情報を送ってきてくれる」など、イスラエルに住むボディービルダー仲間と連絡を取り助言を得ていることも明かしていました。

　通っているジムでは、日頃から軍服を着た若い人たちを見掛けることが多いという岡田さん。「若者たちの顔を見てる中で、そういった子たちが戦いに赴いて、もしかしたら犠牲に遭っていると考えると、胸が締め付けられる感じですよね」と吐露し、「一般人で巻き込まれた方、影響を受けた方々の心中を考えると、本当に辛いです。今のところ私は大丈夫ですし、安全第一に行動していきたいと思っています」とコメントしています。

　日本体育大学で教鞭をとり、同大学ボディビル部の部長を務める岡田さんは、4月からイスラエルに留学。研究は順調に進んでいるそうですが、「悪化する前に帰国も考えなければいけない状況なんじゃないかなと。日本にいて平和ボケしていたんでね、あんまりピンとこなかったんですけど。本当に緊張状態を、家の中にいても感じるんですよね」と危機感を覚えている様子でした。

　視聴者からは、「ご無事で何よりです。怪我無く元気に帰国される事を祈っています」「爆撃音で目が覚めるとか恐ろしい…どうかお気をつけて」「まさか先生から戦場の最新情報を聞くことになるとは」「今後の動向に注意しつつご安全に!!」「ご自身の安全を最優先で行動されて下さい」など、岡田さんの無事をひとまず安心する声が寄せられています。